ミヅマアートギャラリー、東京

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現代美術ギャラリーの内装デザイン。約7m角の白い展示室と、約3m角の黒い展示室がある。ギャラリー全体の基本設計および、小ギャラリーと什器類の実施設計・監理を行った。

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白い展示室の方は、いわゆる「ホワイト・キューブ」だ。1929年にニューヨーク近代美術館で「発明」された、この極度にニュートラルな空間は、急速に商業化して行く美術の趨勢に適合し、20世紀を通じて展示空間の基調となった。つまり、この部屋は、西洋の現代美術マーケットを追認する場所になっている。一方の「ブラック・キューブ」の方は、床の黒畳には炉が切られ、床間の傍にはステンレスの床柱が立つ、茶室のような空間である。茶会では、主が選んだ掛軸や花が飾られ、茶を供する茶器類と共に客の目を楽しませるが、茶室の内部空間自体も主の趣味を体現する重要な要素だ。この、主のパーソナリティーを表現した非・ニュートラルな小空間は、日本特有の美術の鑑賞空間ではないかと考え、全面的に茶室の寸法体系を採用した。

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ミヅマアートギャラリーには、日本美術のコンセプトや伝統技法を援用しながら表現する現代美術家が多く所属している。和洋折衷ならぬ「和洋併置」の空間は、これらアーティストの作品を展示する空間として相応しいともいえる。
なお、「黒い展示室」の襖を開けると、水屋の代わりに10枚の展示壁が現れ、顧客のビューイング・ルームとして使用する事もできる。主(=ギャラリー)の個性あふれるコレクションを鑑賞する場所として、この利用法の方が茶室のコンセプトにより近いかもしれない。

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Type: Art Gallery / Interior Design
Place: Tokyo, Japan
Area: 250sqm
Period: 2008.06-2009.11
Team: Daisuke Tofuku, Hiroomi Takemori, Tong Ling
Construction: Nagashima Co. Ltd.
Photo: Tomomi Masuko / FOTOTECA

Link: Mizuma Art Gallery
(Artworks by O Jun : Mizuma Art Gallery)

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