monoの最近のブログ記事

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11日は、打ち合わせ後、夕方の新幹線で名古屋へ。先週オープンしたというレストランで、和装デザイナーのカワイさん、広告代理店の松下さんと三人で食事。カワイさんも絡んだと言う「へうげもの」展の話から「日本的なもの」の話へ。お二人は頭が柔らかい方で、安易な日本文化礼賛に話題は流れず、中国史の話も入りつつ、盛り上がる。

12日は名古屋の住宅の現場で、施主打ち合わせ。基礎が打上がり、敷地にプランが浮かび上がっている。中庭のオリーブの木を中心としたプラン...いや、中心となっているどころか、トイレ/階段室/玄関を含めた、全ての部屋が実直なまでに中庭に向かっている(2階では、3つのベッドルームが中庭を介して向かい合う)。派手さはないけれど、良い建物になりそうだ。夕方の新幹線で東京へ。

ディスプレイ

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酒の席での話がきっかけになって、北京と天津で店舗を抱えるガンガンデリカテッセンさんのパンの陳列棚を設計する事になった。オーナーの若いお二人については、東京の古い友人づてに話は聞いていたが、1年程前にたまたま直接お会いする機会があり、それ以来仲良くさせて頂いている。

何か面白い事をやりたい、今後の店舗展開も視野に入れて、試しに実験的にやってもらってもいい、との事で毎週のように打ち合わせ(という名の飲み会、またはレストランやベーカリー巡り)をしながら楽しく作業をした。だが、中国の場合、製作が設計通りに行く事はまれで、家具であれば一度はモックアップを作った方がいいのだが、今回は時間や予算の制限もあり、構造や照度計算をした上での一発勝負になった。

設置後、施主の一番の希望であった容量の拡大は達成され、またお店での評判も悪くないようだが(特にガイジンさんはヴィヴィッドな反応をしてくれるらしい)、僕的には、設計通りに行かなかった点がいくつかあり、少々心残りだ。中国の材料や制作方法に対するローカライズに、もう少し注力すべきだったようだ。ガンガンさんが出店数を等比級数的に—それこそガンガン—伸ばしてゆく頃までには、課題を解決して、満足のいく設計にしなければ、と思っている。

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Mizuma & One Galleryでの仮組みの風景。

棚の詳しい仕組みについては、近いうちに事務所のページの方に書きます。

この棚は、ガンガンデリカテッセンの北京店(朝暘区門外6号新城国際12号楼21-22「PEKOTAN」内)に設置しています。お二人が自信を持って提供する美味しいパンをご購入ついでに、是非御覧下さい。

良い時代になった。のか?

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あまりにもパッとしない写真だったので、パッとしたセレブに持って頂きました。作ったのはここ

以前、米国の某大学に留学中のS君が我々の東京事務所に来た時に、「わあ、プラッターがちゃんとあるんですねぇ」と感心していた。え?プラッター?スプラッター?「いや、あそこにあるじゃないですか、プラッター。」と彼が指差した先には、プロッター(正確には大型プリンター)があった。彼は米国生活が長いので、plotterが日本語でどう呼ばれているのか、知らなかっただけみたいだったが、「なぁに西洋風吹かせてんだ、そのなんだ、キミはアメリカの事を『ステイツ』というクチか?感じ悪いなぁ。じゃあ日本はプリフェクチャーズで、中国はプロヴィンセズだ!まいったか!」とイジリ倒して笑っていた。

一昔前は、プロッターといえば、大きな設計事務所しか持てない、高級機材の代表格だったが、今や、百歩譲っても決して裕福とは言えない弊事務所にも入っている。こんな素晴らしいものが20万円しないなんて。技術革新って凄いよなぁ。価格ドットコムや、ヨドバシを見ても、何もかも本当に安いよなぁ、と感心してばかりの自分は、オッサン丸出しだ。

最近、事務所でA3複合機を買うことになった。小規模オフィス向けの人気製品で、かつての同僚がしきりと薦めていたものだ。インクジェットではあるが、A3ファックス、スキャン、コピー、なんでも出来て、しかも無線LANにも繋がると言うスグレものなのに、日本では4万円そこそこ。コピー機って、普通のオフィスで一番高いものじゃなかったっけ?良い時代になったなぁ。中国人スタッフ達の冷ややかな視線を尻目に、凄いよ、コピーもキレイだよ、これ何でも出来るよと、キャッキャッいいながら弄っていた。

もうちょっと経てば、数万円で光造形の機械やら立体プリンターが買える時代が来ちゃうんだろうか。ありえるよなぁ、既に、ちょっと大きな事務所では、模型を作るのにヒートカッターを使わず、CAMに材料を切り出させるって言うもんなぁ。

ちょうどその頃、SH事務所のHさんが遊びに来たので、その話になった。いやーほんとにねぇ、こういうモノがあるから、次々独立して、小さいデザイン事務所が乱立しちゃうんだよねと。

…ほんとに、良い時代になったのか?

昔は外注せざるを得なかったものも、今は自分でできる。便利になってるはずなのに、仕事はどんどん増えている。特に、なんでも自分でやらないと気が済まない性格の人間は深刻だ。設計に割く時間がどんどん少なくなっている気がする。

「大きい絵」を描き続けた昭和のスター達。アーティストでも、作曲家でも、建築家でも、デザイナーでもなんでもいいが、彼らは、細かな作業を信頼できるプロフェッショナルに丸投げすることで、壮大な構想を練る時間を確保していたのかもしれない。思えば、かつては一部のプロのものだった機材が、次第に安くなり始めた頃から、スターが減り、アイドル級の人達が乱立するようになった気がする。気のせいだろうか。


ブラザー工業 A3インクジェットFAX複合機 JUSTIO MFC-6490CN

これは日本向け製品。中国向けは6万円くらいする。

動かないから高い。

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東京近辺で、年収7−800万円のサラリーマンの人達が購入するマンションは、坪当たり200−250万円くらいがボリュームゾーンではないか。そのうち、マンション自体の建設費用は、70−80万円/坪といった所だと思う。

以前の同僚に「車は安い」という持論を唱えつつ、車をバンバン買い替えている人が居た。詳しくは知らないが、トヨタのカローラは150万円くらいだろう。これには、リクライニングするチェアや、冷暖房、ちょっとした鏡がついていて、窓は曲面強化ガラス、外装はプレス成形のスチールに最高レベルの塗装である。おまけにエンジンというスグレものの力で自走してしまったりする。設計にあたっては、最高レベルの技術と試行錯誤が積み重ねられている。

同じ150万円でどんな建物が建つと言うのか、と彼はいう。確かに、6畳のガランドウの部屋しか出来ない。電灯や空調くらいは付けれるかもしれないが、給排水やトイレ・バスは無理そうだ。モーターの力で窓が開くギミックなんて夢物語だ。ましてや、動くなんて。

全くだ。本当に建物って割高だな。トレーラーハウスに住む人の気持ちがわかる。

逆に言うと、建物は動かないからこそ高い、とも言える。材料も、作り手も、敷地までやって来なければならない。敷地に対応する一品生産品だから、値段の基準がよく分からない。よく分からないから、値段の仕組みはブラックボックス化する。このブラックボックスに光をあてて、施主に説明しつつ、コストのバランスを取るのも、僕らの大切な仕事だ。

中国のマンションの建設費は、平米あたり3000元強。坪/日本円に直すと、だいたい18万円/坪くらい。内装、設備が無い状態で引き渡されるので、内装をするのに7万円はかかるだろう。合わせて25万円、日本の約1/3だ。対して、車は高い。税金のおかげで、カローラも350万くらいするらしい。

中国では「車は安い」説は成立しなさそうだ。

写真は物件の照明テストの様子。

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7年前に撮った写真を引っ張りだしてみた。この頃は、都内を毎晩のようにブンブン走り回っていた。今思えば、一番、垢抜けた生活をしていた時期かもしれないな。

友人のブログで、ヤマハのバイク、VMAXの発表会の記事があった。凄くカッコいい!!

デザインは時代の鏡でもあるので、意識的/無意識的に、多少なりとも時代の空気感を映し込もうとする。でも、作業をしながら、「これは今っぽいよな」なんて、しょうもない事に満足している自分に、時折嫌気がさす事もある。ネットでも雑誌でも、適度にウネる白いピカピカの内装や、薄くて軽くて少しばかり素材感のある家具が、「グッドデザイン!」として持ち上げられている。そういう状態を食傷気味に感じている人は、僕だけでないはずだ。

そこに来た、新VMAXのデザインの「空気読めてない感」の凄さといったらない。開発に24年かけているんだそうだ。時代の空気なんて読めるはずがない。むせ返るほどのアメリカンなマチズモと、モノ作りに対する日本的な情念が共存している。大型バイクはやっぱBMWがカッコいいよね、なんて思っていたけれど、ヤマハが大外から抜き去って行ってしまった。GKデザインって、底力あるな…久しぶりに衝撃を受けた。

以前、ヤマハ発動機さんから、デザインについてのヒアリングを受けた事がある。デザイン画を見て、他のデザイナーさんと一緒に、忌憚なく意見を言うというもの。会社の人は、自社製品のデザインに自信なさげであったが、もう、全然、このオンリーワン路線で突っ走っていって欲しいと思う。

「その細部にヤマハが宿る」ってコピーは、「神は細部に宿る」からひいたんだろうが、そうすると「ヤマハ=神」って事になっちゃうな。神をも恐れぬヤマハ発動機。スペシャルサイトも気合いが入りまくっている(「新三国無双みたい」とは竹森君の弁)。

これは欲しい。でも税込231万円。うむー。10年後に向けて貯金を始めよう!限定解除も取らなきゃ。でも、その頃、ガソリン車って残ってるのかな…?

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久しぶりに音楽の話題。

みんな大好きN氏が、毎年冬恒例、フランスはカンヌで行われているMIDEM(国際音楽著作権見本市)に行っている模様。もう、10回近く行ってるんじゃないか。さすが日本を代表するカリスマ・ミュージック・バイヤーである。世界のキタノと並ぶ、カンヌの顔と言ってもいい。そんなN氏のミクシィ日記では、彼の高感度アンテナにキャッチされた現地の最新情報が次々とアップされている。出発前の「持って行くパンツが乾かない」に始まり、「パンツが無いからいっその事パンツになりたい」「今回のホテルは駅前で便利だけどショボい」「満腹で死にそうです」「ズボンのボタンが飛びました!」等。写真は食い物ばっかり。音楽バイヤーも、彼くらいのクラスになると、音楽にとどまらず、衣食住をトータルにバイイングするということか。音楽だけ買いつけてる視野の狭いバイヤーに爪の垢を飲ませてやりたいね。

ま、そろそろ音楽の話もしてください。MIDEM、もう終わっちゃったみたいだけど。

ところで、年末のイベントのために、久しぶりに音楽の機材を購入した。BEHRINGER BCD3000、デジタルDJ用のUSBコントローラー+インターフェース。パソコンに入っている音楽でDJをするときに、マウスぽちぽちやってたんじゃあ、不便だし、ちょっとカッコつかない。そんな時に、これを繋ぐとやりやすいですよ、という機材。

現役の音楽人は、今さら何言ってるの?って感じだろうが、使ってみると、すっごいのな、これ。DJの世界から遠く離れていた間に、こんなに技術革新してたのね、とビックリした。この機材が3万円弱。ソフトウエアを合わせても6万円しない。さてDJやるぞ!と、20万円くらい投資していた時代からすると、隔世の感がある。デジタルの方が全然便利じゃん!

N氏は、音楽業界は構造不況ですよ、といつも言っているが…PERFUMEを繋ぎながら、いやほんと、こりゃLPどころかCDすら買わなくなるよ…と思った。ダウンロード販売一人勝ちだわ。こりゃ音楽産業変わっちゃうわ。(音楽関係者の方、本当に本当に、いまさらですみませんが)構造の変化の深刻さを、あらためて感じた。

「僕は最後の日までヴァイナルを買い続けますがね!」と鼻息荒く言いつつ、ディスクユニオンで買った田原俊彦「刺激的サンバ」のレコードを勢い良くスピンしていたN氏。その今後の動向が、音楽業界の進むべき道を教えてくれるに違いない。

明日より10日間ほど日本です。この10日間は、がんばって毎日更新したいと思っています。

海南島

中国では、近年、年末年始に休みを取る習慣が浸透しつつある。とはいっても、すぐ後に旧正月の大型連休が控えているので、三が日を休む程度。この休みに合わせて、慰安のための行事を行う会社も多いという。日本では、よっぽど結束力の強い会社くらいでしか慰安旅行なんてしないと思うけれど、中国では、スタッフのモチベーション維持のためにも、こういった社内行事は大切らしい。みんな数週間前から楽しみにしていた。日本も、昭和の頃はこんな感じだったのかなぁ。他の設計事務所の慰安旅行に便乗して、超弱小設計事務所の我々も慰安してみた。

4泊5日で一人3000元(4万円強)。バス、食事、ほぼ全て込み。殆どの食事は中国風…例えば朝食は、飯もしくは粥、饅頭/マンジュウじゃなくてマントウの方、焼きソバ、ゆで卵などの、炭水化物を中心にしたメニュー。まともなホテルの朝食は1度しか無かった。やたらと買い物ポイントに連れて行かれるし、たぶん中国では安ツアーの部類に入るんだと思う。少々割高に感じるが、中国人にとってもそうらしく、ほぼ同じ予算でタイやマレーシアへの旅行ができるとあって、最近は海南島旅行の人気は下降気味だという。

海南島は、北京から飛行機で4時間弱と、実は東京より時間がかかる。慰安旅行とは言え、家族ぐるみでの参加となる。恋人や配偶者をつれて来ている人も多い。幹部クラスは、両親を連れてきていたりもする。総勢30人強のツアー。

個人的には、旅行会社を通じて行って、現地でオプショナルツアーに参加した事は何度かあるが、フルパッケージのツアーは初めて。朝早く(6時半起き!)から晩まであちらこちらへ連れていかれ、かなり過酷な旅だった。全然バカンスになっていなかったけれど、中国人の団体旅行客に一人混じって色々観察しているのは、なかなか面白かった。

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海南省の省都、海口に着いたのは大晦日の夜。けっこう肌寒い。誰だ、海南島は暑いと言った奴は!と毒づきながらカウントダウンして乾杯。

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微妙な合成写真が跋扈する中国。もうちょっと頑張ろうよと思う。

元旦、スキューバダイビングの体験コースをやってみる。30分で500元くらいで、一人に一人、インストラクター?がついてくれる。少々海がしけていて、海の透明度はイマイチだけれど初めての事なので興奮し、7−8メートルは潜る。耳抜きをしたら、ピー!と音がしてビックリする。機会があったら、ライセンスを取って自力で潜りたいなぁ。

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ガイドがいくらくらいキックバックを貰っているのか知らないけれど、一日に2カ所くらいは買い物ポイントに連れて行かれる。ここは水晶アクセサリーの工場。ヤシパウダー、珈琲、お茶、いろんな所に行かされたが、ほぼ全てマニュファクチュア状態の工場だった。えー!クッキー手で焼いてるよ!なんて驚いていたら、「機械より人件費の方が安いんだよ。ここは」と冷静に諭された。そりゃそうだけれども。

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大抵、こんな展示コーナーがあって、

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その後にこのような売り場に誘導される。連れてきた旅行会社がキックバックを受け取るというカラクリは来る側も了承済みのようだが、それでもこの熱気!マス・ツーリズムを実感する。

マカオで中国人旅行客が「買い物が多過ぎる」と暴動を起こした事件があったらしい。僕は、「こうやって売りつけるのかー」なんて感心していて、それなりに楽しんでいたので暴動するには至らなかった。

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ここは最終日に行った果物市場。マンゴーが山積み。海南島ではドリアンは生産しておらず、タイからの輸入になるので、ドリアン以外は安い。例えば、マンゴーはキロ辺り日本円で100円くらい。

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コーヒー工場。コーヒーは、最終的には高級な嗜好品になるのに、生産の現場は決まって悲惨だ。ここは、スリランカとかよりは遥かにマシだろう。ヤシの実の粉とインスタントコーヒーを混ぜたものが美味しく、一袋買う。ちょっと甘過ぎるかも。

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撮影が禁止されていたので写真が無くて残念だが、買い物でいちばん面白かったのが「南海軍鋼」という会社。名前の通り、人民解放軍営の企業で、主に砲弾を作っているが、ここも民営化の波にさらされている。現在では、軍関係の製品は80%で、残りは民生用の製品を作っているらしい。で、ここでは何を売りつけられるかというと、包丁セットなんである。グループ毎に演壇のある部屋に通され、そこに人民解放軍の少尉クラスが登場して敬礼、実演販売する。その少尉が素晴らしい手つきでキャベツや大根を切り刻み、包丁をガンガンぶつけて「ほら、刃こぼれしてないでしょ!」とやり、あげくの果てに「包丁三本と包丁台、研ぎ器、永久保証、さらにピーラーもつけて、何と298元!」とやる。この少尉、見るからに優秀そうな軍人だが、内心忸怩たる物がないのだろうか、なんて考えてしまう。面白すぎ。

これがまた、結構売れるんである。ある若いカップルは、それぞれの両親に2セット購入していた。「解放軍は、ある意味最強のブランドなんですよ」なんて言っていた。さすがに包丁セットは要らないが、帰りに買い物コーナーで十徳ナイフを購入。38元、600円弱くらい。

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「天涯」という観光地。浜辺に奇岩がゴロゴロと横たわる。清の時代に、流刑などでここに追いやられた人々が、岩に文字を刻み、都を偲んだらしい。北京なんて汚いし、別にココでゆっくりバカンスすりゃいいじゃん、なんて思うのは現代人だからだな。

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救いがたい彫刻のはるか向こうにあるのは、中国版「夫婦岩」みたいなもの。この公園、非常に良く整備されていてキレイなのだが、計画に全然地域性がなく、つまらない。中央からやってきた権力者に決定権があり、いつも中央の同じ機関が計画するからだろう。

同じ事が中国の都市計画にも言える。外国人の目には、どの都市も似たり寄ったりで同じに見える。改革開放前は、地域によらず、ほぼ全ての建物が標準化され、同じ図面で建てられていた。そりゃあ同じ街になっちゃうよ。クライアント達は、すべからく「ここの地域性を生かして欲しい」というが、現在の都市は、生かすべき地域性すら無くなってしまっている。突如出現した都市のように、地域性すらない例も多い。「共産」中国が抱える課題の一つだ。

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「夫婦岩」の前は絶好のカップル撮影スポット。

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「蝦支洲島」というリゾート開発された島に一泊。中国風の建物が乗っかった埠頭に高速船が着岸する。ブリティッシュ・ピアみたいで可愛い。コテージに一泊、一部屋900元弱。2万元近くする豪華なヴィラもある。この島に3泊くらいゆっくりしたかった。観光資源としては素晴らしい。他の観光客のお行儀と、スタッフのサービスさえマトモならば言う事ないのだが。でも、おすすめの場所。

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海辺の東屋でゆっくり読書もできた。

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ビーチもキレイ。

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「タイの女の子のショーがある」と連れて来られた劇場。来てみたら、シーメイルのショーだった。4000人近くが固唾を飲んで見守る中ショーは進行。男女ともに喜んでいる。後半には中国人のシーメイルも登場。ルックス的にはタイの方が上か。なんでも、これは、華僑パワーの影響が大きい経済特区の海南島だからこそできるショーらしい。ちなみに中国では、シーメイルの事を「変性人」という。なんとも可哀想な訳に思えるが、「おかま」よりはマシかもしれない。機内で福岡伸一の「できそこないの男たち」を読んだばかりだったので、色々考えてしまった。

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植物園。国の機関「熱帯植物研究所」の研究員が案内してくれる。

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で、やっぱり、最後はその研究員がお茶を試飲させ、購入を勧める。しかし、「南海軍鋼」といい、中国の国営機関はどこも大変ですね…。NHKのBS特集「庶民の改革開放30年」に出てきた瀋陽の国営工場の話を思い出した。

建材城

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スケルトン/インフィルという言葉がある。ざっくり言うと、建物の構造部分と内装を別々に考えて、内部を必要に応じてシャカシャカと入れ替えた方が便利なんじゃないの?という話で、以前日本でよく聞いた言葉だ。だが、中華圏では、そんな事わざわざ言わなくてもスケルトン/インフィルの考え方が浸透している。設計作業も、施工も、契約も、たいていは「建築」と「内装」がガッチリ分かれていて、例えば外壁の材料が内部にまで入り込んでくる場合には、とっても苦労する。

マンションもコンクリート剥き出しの状態で引き渡される。もちろん、みんながみんな、インテリアデザイナーに頼むわけではなく、持ち主が自分で内装を行う場合が多い。そのためのアンチョコ本もいろいろ出版されているし、会社によっては「マンションの内装監理休暇」みたいなのも認められているらしい。つまり、「今日はペンキの色を決めなきゃならないんで早退します」なんて理由が堂々と通るということ。

であるからして、お客さんも建材やデザインにとっても詳しい。よって、インテリアデザインを名乗るからには、よっぽど目立つ事をやらなきゃならんというプレッシャー生まれ、あげくの果てに目がチカチカするような「やりすぎ感」ムンムンの内装が街の至る所に生まれてくると言うわけだ。

もう一つ。中国人は基本的にカタログを信用していない。カタログの写真なんて嘘っぱちだと思っているところがあり、決定するためにはサンプルを確認しなければ気が済まない。全部の材料や設備をいちいちサンプル請求するわけにもいかないので、建材を一覧できる場所が必要になる。そうして生まれたのが「建材城」と呼ばれる建材市場だ。ココで内装業者に建材を買い与えて、作らせるという寸法だ。

内装の仕事では、少なくとも数回は建材市場に足を運ぶことになる。最近行ったのは、城外城という家具中心の市場。北京最大級の規模を誇る。

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オフィス用の椅子の店。一番手前の列のパイプ椅子は2000円程度。「オフィス用家具」だけで数万平米あるので、たいてい一つくらいは「許せる」デザインのものが見つかる。有名デザイン家具の「コピーっぽい」製品もかなりあるが、ここでは、そのものズバリのコピーは殆ど見かけない。

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うーん。良い線行ってるけど、どっかで見たような…

上を向いて

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「VIP碁会所」と呼んでいる物件も、もうすぐ完成しようとしている。まだ膜は取り付いていないが、光の効果も期待どおり行きそう。もう少しすればキチンと写真撮影できるので、詳しい話はその時にでも書こうと思う。

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天井の設計に注力している。たいていの場合、天井は設備の縄張りだ。あなたのオフィスの天井を見上げれば、蛍光灯、非常照明、空調の吹き出し口、煙感知器やスピーカー…などが散らばっている事だろう。中国ではこれにスプリンクラーが加わり、現場ではこれらの配置の調整に四苦八苦することになる。

でも、逆にいうと、天井ほど将来的にオリジナルに保たれる部位もない。床は家具やカーペットが置かれるし、念を入れて家具のデザインをコントロールしても、そのさらに上に変なモノが置かれてしまったら元も子もない。壁だって汚れるし、地図やポスターが貼られるかもしれない。…でも、天井をいじくる人はあまりいない。この物件ではそのへんを割り切って、天井>壁>床>家具の順番で重きを置いている。多少変なモノを置かれても、それに負けないような強度を天井に持たせた。

インテリア・デザインでは、通常は家具の設計や選択に注力するのだけれど、これに関して言えばあまり頑張っていない。デザインされたカッコいい家具も良いが、使い慣れた普通の家具、たとえばパイプ椅子と会議用の長机を並べるだけでも、まあいいかと思っている。何せ「頭脳スポーツのための体育館」だ。体育館の設計者が、選手のラケットやシューズに何も言わないのと同様に、使う道具にあれこれ言うべきでないんじゃないか。もちろん、施主から頼まれた場合は、話は別だけれど。

計画は壁の上で

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何度か登場させてきたこの写真。flickrに載っけていると、時々「使わせて欲しい」という連絡がくる。

実は2006年から、イギリスの総合建築/都市エンジニアリング・コンサルタント企業、Arup内のプロジェクトチーム"foresight"が編集した教育ツール"Drivers of Change"にも使われている(一気に書いてみたが、長い…)。

教育ツールといっても見た目はただのカードセット。未来の都市/建築/生活にまつわる問題点や疑問が一枚づつカードに分けられ、表には写真と概要が、裏には関連する図表とともに解説されている。企業の戦略立案、ブレインストーミング、研修などの使用のために開発されたとか。ちなみにこの写真は、「アーバニゼーション(都市化)/交通」の項にある。

最新版の"the rainbow set"を1セット送って貰ったが、内容はさすが頭脳集団Arupの面目躍如といったところ。デザインもカッコ良く、企業エグゼクティブの机の上の飾りとしてもグッド(おいおい)。

実物が手元に来ていたのでとっくに売られているものと思っていたが、発売は2009年春からなんだそうで。出版元は(たぶん)スペインのGGことGusutavo Gili社から。

で、カード。

アメリカのサスペンス・ドラマ、例えば24とかプリズン・ブレイクを見ていると、壁の上に写真やらスケッチ、新聞記事、表、などなどを壁一杯に貼って、それらを動かしながら計画を練るシーンがしばしば出てくる。日本でも、「仕事術」系の本では、必ずと言っていいほどカードやポストイットを使った情報整理法が紹介されている。断片的な情報を小さな紙切れに入れ、それらを組み合わせて新しいアイディアを得ようとするのは、そんなに新しい話ではなくて、例えば「知的生産の技術」で梅棹忠夫氏が紹介、1970年代の日本で大ヒットした「京大カード」や「スクラップブック」なんかもそうだろう。

そういや、生前の父親の書斎も新聞の切り抜きやカードで埋め尽くされていた…。並べているのはついぞ見なかったけれど。当時の「知的になりたいヒト」たちはこぞってカードを買い求めていたらしい。

最近のオフィスでは、色んなものが貼れるように、壁を全面コルク貼りとしたような会議室も見かけるようになっている。そんな「紙切れ並べ型」のプロジェクト・スタイルが復活して来ているのは、コンピュータの浸透が大きいんだろうな、なんて思っている。僕だって、今話題のコンピューターと今話題のインターネットを使って、世界の片隅で今話題のデザインをやっている一人だけれど、コンピューターというやつは一覧性に欠けていてどうにも具合が悪い。一度に全部ひろげて見たい時ってあるでしょう?その欲求不満が、オフィスの壁へと向かって行っているのだろう。

いま自分のオフィスには大きな壁はないけれど、ゆくゆくは、なんでも貼れて、なんでも書ける大きな壁が欲しいなと思っている。

いつのことになるやら…

知的生産の技術 (岩波新書)

中国の真空管アンプ事情

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半年を費やした中国オーディオ調査、今日でひとまず完結、の予定。

アンプとスピーカーが一通り揃い、ホクホクしながら聴いていたら、アンプの調子が悪くなってしまった。どうやら、酷使しすぎたのと、変圧器にトラブルが発生したのが原因のようだ。週末はプロのレコーディング・エンジニアがスピーカーを試聴しに来てくれるというのに…というわけで、今のアンプは今後ゆっくり修理/改造をすることにして、タフな中国製アンプを新たに購入することにした。予算は思い切って2万円。オーディオの値段としては安いかもしれないが、中国では平均月収にも匹敵しようかという大金だ。金銭感覚が中国化している僕にとっては、まさに清水の舞台から飛び降りる思いである。仕事にフィードバックできる可能性も皆無で、自分を納得させる理由も見つからないし。

「世界の工場」中国にとって、作っていないモノなど最早ない。高級オーディオも然りで、だいたい、ケーブル1本にお金持ちが数百万出してしまう利益率の高い世界を、商売に目ざとい中国人が放っておくわけがない。

前にも書いたように、中国ではいまだに真空管を製造している。有名なのは元国営企業の「曙光」、オーディオ専門で成功した「Full Musuc / 天津」、イギリスでチェックする事で高い付加価値をつけている「Golden Dragon」など。電化製品の生産が盛んな中国の南方では真空管アンプも沢山作られている。「AudioSpace」、「Cayin」などは特に有名で、日本にも輸出・販売されている。ただし、中国国内の数倍の価格でね。他にも、日本に代理店を持たないアンプメーカーが乱立している状況のようだ。

アンプメーカーがなぜ乱立するのか、といえば、「基礎技術が低くて済む」というのもあるだろう。高精度のマイクロチップがあるわけでもない。高い工作機械が必要なわけでもないし、クリーンルームだって必要ない。作ってみて、音がイマイチだったらトライ・アンド・エラーで改良してゆけば良い。そして、その作業に必要な人件費は安い。中国は、「そんな高い技術力がなくても、マンパワーをかければなんとかなりそう」な製品にめっぽう強い。このニッキで何度か取り上げた機械式腕時計もそう(「なんとかなって」いない製品もかなりあるが)。自分自身の設計にも、その中国の特性を生かそうと絶えず考えていて、最近の「木とプラスチックのパーティション」もその一つである。

北京の、女人街というところにある「中古電気市場」。薄暗く湿っぽく、そして熱気に満ちているアジアン・バザールの中に、真空管アンプを売る4畳半程度のブースがある。壁にはカラヤンとケニーGのドでかいポスター。店主のオバさんは、その片隅で自作のアクセサリーを売っている。友人達と一緒に、オバさんに片っ端から試聴させてもらい、悩んだ末にこれに決めた。

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EL34という真空管を使ったA級プッシュプルアンプ、1980元(約3万円)。勢いに乗って予算オーバーしてしまった。メーカーはYaland(雅燃)といって、まだ世界展開の途上にあるようだ。余裕を感じるパワー感。造りもしっかりしており、デザインも悪くない。そして、中国では珍しい箱付き・1年の保証書付き!驚いていたら、オバさんに「ウチは正規代理店だからさ!問題あったらいつでも持ってきな!」と自慢された。なんちゅうショボい正規代理店だ…

オバさんは、よく日本人のオジさんが来て、いくつもアンプを買ってゆくよ、と言っていた。オーディオファン/音楽ファンの方、中国ミヤゲに真空管アンプはいかがでしょう。日本で買うより明らかに安い。但し、たっぷり試聴して納得してから買いましょう。

そして、真空管アンプは重い事を忘れずに。買ったアンプは17キロもある。エコノミークラスは20キロまでで、まあ8キロくらいのオーバーなら多めにみてくれるから…事前に計算しておいたほうがいい。

構想2ヶ月、製作3ヶ月

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真空管アンプで挫折してしまったのは今年の春頃。いや、挫折というべきでないな。転進したというべきだな…大本営発表みたいだけれど。

転進先はバミューダ沖ではなく、これ。

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スピーカーの設計・製作だ。スピーカーというのは、ユニット(磁石がついてて電気で震えて音を出す部分)と、エンクロージャー(箱)の2つからなる。そして、その箱の形や素材が、音質に大きな影響を及ぼす。ユニットの方は余程のマニアでなければ作れない精密機器だけれど、箱の方ならなんとかなりそうだ。

「日本スピーカー自作界」は、なかなかに奥が深い。音楽/オーディオ評論家の長岡鉄男氏、という方が最も尊敬されていて、彼は生涯に600種類のスピーカーを設計・製作したという。遺された図面や著作は今でも書店で買える。パーツは、「日本スピーカー自作界のメッカ」こと秋葉原のコイズミ無線に揃っている。日本に帰った時に一度行ったのだけど、仕立ての良いスーツをピシッと着た、会社ではそこそこ高い地位に居るであろうオジサマ達が数人居た。日曜大工がてらスピーカーを組むんだろうか。

長岡大先生の著作を参考に、設計を始めてみると、これがまた結構分かりやすいし楽しい。音を形にするというんだろうか、音の流れや反射を考えながら箱の内部空間を設計するのはなんだか建築的な作業でもあった。職業柄、空間を図面化するのは得意である。生まれて初めて建築をやっていてよかった、と思った。冗談です。

一緒に仕事をしていた内装屋の親方を「内装なんかやっててもこの先儲かんないぞ!スピーカーの箱なんかどうだ!下手すりゃ箱だけで数万元で売れたりするんだぞ!」と、まあ嘘ではないけれど一般的でもない例を引っ張りだしてだま説得し、2種類のエンクロージャーを作ってもらった。「現場がある時についでに作るから」と2ヶ月以上待たされた。

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上の写真はバックロード・ホーンと言うタイプ。中にホーンのような音道を組み込んである。下のものはバスレフというタイプ。作ったばかりの時は中低域がモコモコしてしまっていたが、スタイロフォームの塊を中に入れたり、中のグラスウールの位置を調整するうちに改善されてきた。いろんな人に聴いてもらったけれど、下の方が評判が良い。僕個人は上の奴を気に入っているが、確かに少々クセがある。

まあどちらも、総予算2−3万円で作ったスピーカーの音とは思えないのは確か。そこらのオーディオセットには負けない…と思うんだけど。


世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる


長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 基礎編

東京に居る頃は毎週のようにCDなりLPなりを買い込んでいたが、中国生活が長くなるにつれ、帰国時にもあまり買わなくなった。大抵の曲はiTunesで買えてしまうし、多少マニアックな曲も「日本が世界に誇る音楽バイヤー」N氏がサンプル盤をくれる。今の僕のiPodの中は貰ったPヴァ○ンレコードの曲と、iTunesで買ったメジャー曲がひしめいている。

で、最近の僕の音楽生活はドコに向かっているかというと、これ。

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真空管アンプ。最近は、日本でも真空管が静かなブームなんだそうで、僕自身もそれに乗っかってしまった。なんで今真空管なのか?は日本の流行ウォッチャーの方に分析を任せるとしても、自分の個人的な理由もある。「いま、(一応)共産圏にいるから」だ。

「静かなブーム」のおかげで、今でこそ真空管を見る機会は増えているけれど、ちょっと前まで一部の好事家だけが持っている「高級オーディオ」の代名詞のような存在だった。先進国がトランジスタに移行し、真空管の製造を止めてしまう中、シコシコと作り続けていたのは共産圏の国々だけだった。今でも作っているのは、中国、ロシア、ポーランド(?)それくらいらしい。

って事は、高級オーディオが中国だったら安く作れるってことじゃん!と思い、とりあえず手始めにキットでも作ってみるか、とエレキットのTU-870というモデルを購入して北京まで運んだ。

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中学生以来のハンダ付け。ヘタクソ。2万円弱と、このキットは素晴らしく安い(最近廃番になり、25,000円程度の後継モデルが出た)。僕は即席のオーディオファンなので、音の善し悪しはイマイチよく分からないが、特に不満はない。一家に一台の名器といってもいい…かも。

完成後、中国でどうやって作るか考えるべく、いろんな本に目を通してみたけれど…全然分からない。高校生の頃、物理の中でも特に電気が苦手だった事を忘れていた…コンデンサーとか、電子が貯まって帯電するのは分かった、でもなんで帯電しなきゃいけないのか意味わかんない!とか思っていたのを思い出した。

ネツケ

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ご無沙汰してしまいました。仕事が区切りを迎えており、忙しい毎日です。

秀水市場という北京のオミヤゲマーケットで見つけた小さな木彫りの彫刻。獅子(もしくは犬)の顔やシッポが長さ5センチくらいの楕円形のボディに刻み込まれている。足はない。どことなく可愛らしくもあり、フリークス的なオドロオドロしさもある。そんなデザインのものを選んだ。

完成度は遠く及ばないものの、日本の根付(ネツケ)と呼ばれる伝統工芸品に似ている。根付とは、キセルや印籠を帯に留めるための留め具のようなもの。粋でユーモラスな意匠が施されたものが多く、蒐集家も多いそうだ。江戸時代の携帯ストラップ的存在とも言える(漫画「ギャラリーフェイク」のウケウリで恐縮です)。

この中国版根付も、胸の部分に穴が明いていて、紐を通す事ができる。これが果たして中国の伝統的な小物か、オミヤゲ用に作ったものなのかは不明。店頭でのバリエーションの多さ(一つとして同じものがない)や、彫刻の線のクセ、木目への気の使い方などから、装飾家具の指物師が、余った材料を使って手すさびに作ったものなのではないかと推測する。ついでに売ってお小遣いを稼いでいるのではないか。

まあ、紐を買って来て、携帯ストラップとして使ってみよう。

売り子が提示した値段は95元(約1500円)、それを30元(約500円)まで値切った。これはかなり頑張ったぞ!と思い、中国人に「これいくらだと思う?」と自信たっぷりに聞いてみたところ、「うーん、15元くらい?」とか「俺は10元以上は出さないな」なんて答えが返って来た。完全な外国人価格で買ってしまった。いや、外国人だから仕方ないんだけれども、中国人との交渉はかなりできるようになって来たなと自信を深めていたところだったのでちょっと悔しい。まだまだ修行が必要だな。

買った秀水市場は、観光スポットとして有名で、いつも外国人であふれ返っている。売り子には、英語、韓国語、日本語、ロシア語を流暢に話す子が少なくない。ブランド品のニセモノが横行しており、当局が何度も引き締めを図っているが、そこはシタタカな中国人、ハイそうですかとなる訳はなく、店はあの手この手を駆使してニセモノを販売している。ブランドに詳しい女性に聞くと、ココで売っているコピー品は所詮はB級品で、もっと品質の良いものはアンダーグラウンドで流通しているらしい。ここは元々はシルクの市場だったので、シノワズリーなジャケットやシャツ、スカーフなどを買うのが良いと思う。可愛い柄のものが沢山ある。

ギャラリーフェイク (5)

1ま~い、2ま~い

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以前の事。

北京から日本にもどり、職場に顔を出したら、「何、また新しいガジェットを買いに戻ってきたの?」とからかわれた。確かに、その時のカバンの中にはノートパソコン、デジカメ2台、携帯2台、電子手帳、iPodにPSPやらがギシギシと詰め込まれていた。でも、本人としては仕事に必要だから!と購入したモノばかりだ。いや、正直、ちょっと必要ないものも含まれているけれどね…仕事に全く使えないとは言いきれない!モノばかりだ。力強く言ってみても苦しいな。

ところで、夜、眠れないとき(僕は滅多にないけれど)や、電車の中で手持ちぶさたな時、皆さんは何を考えているだろうか。僕は、部屋の中やカバンの中の液晶画面の数をボーっと数えていることがある。ケータイで1ま~い、ノートパソコンで2ま~い、iPodで3ま~い…まるで四谷怪談のお岩さんのように数えていく。すると、結構あるのに驚く。たとえ、ローテク自然生活を実践している最先端ネイチャー人間だって、電卓やビデオの表示くらいは液晶やLED表示になっているだろう。

逆に、入力装置の方はどうだろう。部屋の電灯のスイッチだって立派な入力デバイスだ。携帯だって15コくらいのボタンがついている。電話、電卓、キーボード、テレビやエアコンのリモコン…挑戦した事はないが、たぶんかなりの数になるはずだ(ココで全て数えてみせないのが、このニッキの中途半端なところ)。

目覚まし時計を止めるボタンを押し、時間を確認する所から始まる、電話のボタンやパソコンのキーボードを乱打する一日。現代人はそうやって機械とコミュニケーションしながら生活している。ひょっとしたら、人間とコミュニケートしている時間より長いかもしれない。

豊かになればなるほど、家の中に表示器とボタンが増殖してゆく。文明化とは、生活の中にこれらが増えていく事なのかもしれない。為替相場の妥当性を表す「ビッグマック指数」「スターバックスラテ指数」なんてのがあるが、文明度を表す「ボタン指数」や「液晶指数」を提案したいところだ。

デザイナーが行っている努力は、そういったボタン類や表示類を整理して、洗練させている作業だ。「デザイン家電」と呼ばれるものは「えっ!スイッチどこ?」的な驚きを売りにしているものが多い。かくいう僕も、担当物件に顔を出そうとするボタンと日々格闘している…

情報の文明学 (中公文庫)

本文とは直接関係ないけれど、この本を思い出した。40年前に書かれ、今でも新鮮さを失わない予言書。読みやすい本なのでぜひ。

iPodなの?に…

中国製ニセiPod nano、俗称「iPodなの?」に新たなニュース。

Engadgetによると、シンセンの業者が早速新世代コピーを出してきたそうです。というわけで、先日ココで紹介したものは正式に「旧世代コピー製品」になりました。

これを見ていて、昔、台湾人の友人が「台湾のコピー技術は凄いわよ!ファミコンのゲームもプレイステーションのゲームもいくらでもコピーできる!次の課題はドリームキャストね!もうすぐ成功するわよ!(2000年当時)」と目をキラキラ輝かせながら語っていたのを思い出した。

ほとんど「民族の誇り」状態だった。

彼女の場合は中国人と一緒にされるのを嫌がりそうだけど、この画像を見る限り、コピーにかける思いには共通するものがありそうだ。中華民族のコピーに対する執念がヒシヒシと感じられる製品であることは間違いない。

中華コピー商品が放散する禍々しい執念の「オーラ」。これこそ複製技術時代の「アウラ」である!そんな事を天国のベンヤミンに言ったら…まあ、無視されるか、ブン殴られるかでしょうね。

複製技術時代の芸術

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)

iPodなの?

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新しいiPodが発表され、さぞ日本では盛り上がっている事だろう。正直、僕も欲しい、というか触ってみたい。誰か買って触らせて下さい。

その盛り上がりに合わせて、というかその盛り上がりをよそに?、今日は中国製iPodモドキの話題を。

Engadgetのこんな記事こんな記事を読んで、中華コピーが存在しているのは知っていた。しかし、昨今は当局の取り締まりも厳しいらしく、いくら中国といえどもそんじょそこらで堂々と売られている訳ではない。こういうモノは秋葉原とかの方が手に入りやすいのかもなぁ、なんて思っていた矢先、某市場の売り子が弄っているのを発見してしまった。遠目に見ても、禍々しいオーラを放っていた。

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表面の仕上げはほぼ同じだが、止せばいいのにリンゴマークと「iPod」の文字がプリントされている。なんという脱力感。

触らせてもらうと、中国らしく、機能は色々と詰め込まれていた。スピーカー/マイク内蔵、動画対応(ファイルは良く分からない形式)、画像対応…等々。中には、カメラやFMチューナーを内蔵しているモデルもあった。もちろん、全部の機能がキチンと動くかどうかは分からない。電源を入れると、リンゴマークと「iPod」のロゴが出、ごくごく普通の(というか安っぽい)MP3プレーヤーが起動する。だからたぶんAACには対応してないしiTunesと同期するのも無理っぽい。農民を集めて組み上げさせたような製品なので、品質は到底期待できない。話のネタ程度にしかならないオモチャだと思った方が良い。

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ケースはこんな感じ。「肉薄感」がある。薄く感じるという意味じゃなくて「本物に肉薄している」感がある。「ニクウス」じゃなくて「ニクハク」だ。しつこいか。

価格は自称8GBモデルが500元(8000円)、自称1GBモデルが100元。売り子の言い値なので、交渉すればおそらく200元(3000円)、70元(1000円)程度には下がるだろう。

余談だが、こちらの記事によると、中国で一番売れているMP3プレーヤーは「魅族」のモノなんだそうだ。価格はほぼ同じ容量の(旧)iPod nanoの半分くらいで、FMチューナーやら動画にも対応した全部入りモデル。デザインもiPodを多少引きずっているがカッコよく、米国などでも人気があるらしい。

なぜこのようなコピー製品が中華圏に蔓延るのか。まだ発展途上だから、という説明もありうるだろう。確かに戦後日本のモノ作りが、精密機器だったらドイツやスイス製、クルマや家電製品だったらアメリカ製、バイクだったらイギリス製…そういった海外製品のコピーから出発した点は否定できない。でも、それでは経済的に十分発展している台湾や香港で、今だにコピー産業が盛んな事が説明できない。まだ台湾は発展段階なの?

ある中国人は「ノー・コンフィデンス」、つまり自信がないんだよ、という一言で片づけていた。そうかもしれないけれど、いつも自信満々の中国人を見ている僕としてはそれが全てとは思えない。

あるフランス人は「中国人は構造主義的な考え方ができない」と言っていた。つまり、良いデザインなり製品なりが、なぜ良いのかを根本的に問い直して要素を抽出することができない、という事だ。そりゃあ、貴方の国では構造主義はお家芸でしょうけど、構造的に考える事が創造行為の全てでもないでしょう。中国人に対する差別意識が見え隠れしていて、どうしても同じアジア人として反発を感じてしまう。中国人が構造的な考え方ができない民族だったら、どうして「構造的に面白い製品」を面白いと感じる事ができるのだろうか。良いと思ったからこそコピーしようとするのではないか。

僕は、アジアでコピーばかりが作られている現状を分析する事を通して、逆にアジアらしいデザインができるのではないかと考えている。だから中国のコピー製品には非常に興味がある。リサーチというには程遠い段階だけれども、おいおいココにも思うところを書いていきたい。

これからはサンヨーです

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新しいカメラを買い、北京に来る友人に持ってきてもらった。サンヨーのXactiという、動画に特化したデジカメだ。まあ、今お店にあるほとんどのデジカメは動画機能があるわけで、それらに比べてこれのドコがドウ特化しているというのか?それを説明しはじめると長い割にツマラン日記になってしまうので省くことにする。知りたい人はサンヨーのHPでも見て下さい。

サンヨー製というのも気に入った。俺デジカメ買おうと思うんだけどどれにしようかな、やっぱニコンでしょう、キャノンも捨てがたいな、いやいやフジもなかなかいいぜ、ところがどうしてパナソニックも頑張ってるよ、なんて話になった時、一昔前までは、我らがリコーは明らかに蚊帳の外だった。当時他社がシノギを削っていたズーム倍率競争や画素数競争から距離を保ち、「広角」だとか「乾電池が使える」だとか、開発が面倒な割に地味なセールスポイントが災いした。

ところがそんなところにリコー渾身の製品GR DIGITALが大ヒット。広角というのもあって同業者に一気に浸透してしまった。街でリコーを携えた集団を見かけたら建築設計者の集団だと思った方がいい。おおむね収入の低い人達なので光文社系の雑誌を愛読しているお嬢さん方は近寄らない方がいい。ただでさえモテない僕としても、そういった人たちからはできるだけ距離を置きたい。

(話はそれるが、海の向こうでは、建築関係者はコダックのデジカメを使ってる人が多い。コンパクトなくせに21ミリの広角をカバーする。)

「押し目買い」を旨とする僕は、そろそろリコーは売りかな、と思い始めた。そこへ来てふと目に留ったサンヨーだった。

とにかく、動画に特化したデジカメ。逆に言うと、動画はそこそこ撮れるけれどもビデオカメラには及ばないし、写真は撮れるけれども普通のデジカメに比べればちょっと貧弱、つまり中途半端だということだ。まあでも、動画って一度は撮ってみたいじゃない?芸能人でも成功すると皆映画監督をやりたがる。きっと、動画への憧れって、人間に刷り込まれた本能のようなものなんだろう。貧弱ではあるが、少なくともそんなプチ本能をプチ満足させるカメラではある。

おっし、俺も中国を舞台に愛あり涙ありの一大スペクタクルロマン大作を撮るぞ!と一念発起し、試し撮りを始めたけれど、難しいね、動画って…皆さんにお見せできるような動画が撮れるのはまだまだ先のことになりそうです…

麻布十番祭が近づいていますね。ビザも切れるのでその頃に帰国します。当日は、麻布十番ロケを敢行予定。

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Sanyo Xacti DMX-CG65(K)

RICOH Caplio GX100 VF KIT

日本のテレビを中国から見る。

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北京にまたまたやってきた。職場は、まだ正月気分が抜けていない雰囲気だ。

中国駐在員の自宅では、通常、NHKの衛星放送が見られるようになっているらしいけれど、自分で探した僕の部屋には、もちろんそんなオシャレな装備はない。というか、家具も含めて、何も無い。

麻布十番の部屋を無線LAN化するついでに、ソニーのロケーションフリーを導入してみた。ものすごーく大雑把にいうと、テレビのアンテナ信号やビデオ信号を、ネット信号に変換するロケーションフリーベースステーションという機械を設置して、ネット経由でテレビを見れるようにする技術である。

面白いのは、このベースステーションに、遠隔地からもネット経由でアクセスできる点。ネット環境があれば、PSPやパソコンを使って、世界中どこからでも家のテレビも見れる…はずである。あくまで、ネット環境が安定していれば、の話である。中国は、かなり多くのネット人口を抱える国である反面、インフラとしての通信回線はとても貧弱だ。中国から見るのはかなり厳しいはずだ。

というわけで試してみた。想像よりは、かなり見れる。でも、今使ってる回線では、イライラしちゃって実用には耐えられないかな…。ネットが早い場所に住んでいる日本人の方にはお勧めです。

HD DVDプレイヤーを繋げば、それも遠隔操作できるんだそうだ。ネットは、自宅に居ながらにして、様々なコンテンツに触れる事を可能にしてきた。この技術はその逆で、自宅にあるコンテンツに外部からアクセスする。


SONY ロケーションフリーベースステーション LF-PK20


PSP「プレイステーション・ポータブル」

日本では、PS3やWiiの発売日に人々が殺到し、大きな騒ぎになったそうだが…僕の中では今になってPSPが盛り上がっている。年末年始に暇を持て余しそうだから…と買ったゲームソフトがきっかけになって、北京の部屋で眠っていたPSPの埃を払い、再び持ち出した。

本当に今更だけど、この機械、めちゃくちゃ使えるツールだね!仕事の画像やムービーを入れてポートフォリオ代わりに持ち運んだりとか、無線LAN経由でテレビを見たりとか、iTunesと同期させるフリーウェアを使ってiPod代わりに使ったりとか…使いようによっては可能性は無限に広がる。iPodを遥かに凌ぐプラットフォームを持ってるマシンなのに、オモチャ売り場にあるというだけでイマイチ注目していない人が多いんじゃないだろうか。

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まあそれはともかく、そのPSPの電源アダプタを日本に忘れてきてしまったため、北京のシリコンバレー/北京のアキハバラと呼ばれる中関村という所に買いに行った。通算5度目くらいだろうか。行く度に新しいビルがオープンしていて驚かされる。

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「北京のアキハバラデパート」的な存在である「海竜電子城」を中心に、6つくらいの大きなビルがあり、その中に小売店舗がひしめいている(この「海竜電子城」の前が2005年の反日デモのスタート地点となったところだ)。トータルの床面積からしたら、秋葉原に匹敵するかもしれないが、店同士の品揃えは似通っているので、品種はさすがに敵わないだろう。ここは、北京の中心部からかなり離れた場所であるというのに、凄い人波だ。

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中の蛍光灯が切れていて「アタック25」状態。果たしてその人物の名は!?

答えは、道行く北京人に微笑みかけるエビちゃん。彼女も北京に進出していた。本人はきっと知らないだろう。

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日本のPS3/Wii発売日騒ぎでは、行列の中に転売目的の中国人が多く居たという。そうやってかき集められたゲーム機達が、ここに流れ込んでいる。転売されてきたものであるからして、保証書のハンコは日本の小売店のモノが押されているようだ。どのみち日本の正規サポートは受けられないので、買い求める中国人にとってはどうでも良い事かもしれないが。

お店を見渡してみると、どこもPS3はもちろん、Wiiの在庫も持っているようだ。日本で手に入れられなくて困っている方は、北京で買うというのもあるかもしれない。逆並行輸入、とでも言うんだろうか。

肝心の価格であるが、地元の人たちに値段を聞いたところによると、日本での価格より1~3割高い程度のようだ。日本で人を使って買わせ、中国国内に持ち込む手間を考えると、驚くほど安いと言えるだろう。日本へ逆に持ち込んだとしたら倍ぐらいの価格設定をしないと割に合わないと思う…どうやら、かなり薄利多売のビジネスのようだ。

ちなみに、普通の中国正規品(と思われる)デジカメも日本より1~3割程度高い。

ショッパーズ大国

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11月1日~10日の間、東京へ戻ります。文化の秋だけあって、イベントが目白押し!できるだけ色々な所を覗きたいと思っています。皆様、どうぞ宜しくお願いいたします。

帰国時の最大の楽しみは買物。東京がなんといっても凄いのはそこにあるその商品量、特にそれらへのアクセスとブラウジングのしやすさだ。東京は世界最大のショッピング都市だと思う。世界最安でないのが惜しいところだ。

中国の中産階級は、かなりの購買力をつけてきている。将来、商品の種類や量が東京のそれを凌ぐ日が来るかもしれない。でも、新宿や渋谷のように、徒歩圏内に世の中の全てのモノが納まっているような状況が生まれる事は想像しにくい。

電化製品。最近は、施主や現場担当者などから、買物を頼まれる事が多い。デジカメやらメモリースティックやら…これも立派な仕事だよな…と思いながらチョコチョコと自分の買物もしている。ヨドバシカメラの「何でもある感」は凄い。

本やCD。夜中に青山ブックセンターやツタヤを徘徊して雑誌や新刊書をチェックする。欲しい本はアマゾンで予め注文しておいて受け取る。CDについては頑張ってタワレコに行く時間を作る。

オモチャ類。何か一つは買ってしまう。前回の帰国時は、「ほら、模型に使えるかもしれないじゃん!」と自分に言い訳しながら、「デザイナーズチェア・ミニチュア・コレクション」というのを全種類ピン子買いしてしまった。一部のインテリアショップやミュージアムショップではより精巧なミニチュアを買えるが、これはチャチにできている分安い(それでも1個500円は高い)。

余分に一セット買って北京に運び、施主やローカルに配ったら、案外喜んで貰えた。

まあ、中国製なんだけどね…

中国製のモノが日本に溢れかえっているのに、中国では買えないという不思議な現象がある。「これって単なる運動エネルギーのムダだよなぁ」などと、運びながらいろいろ考えてしまった。日本という国が、モノに対してとてつもなく強い吸引力を持っているお陰で、中国にモノの真空状態が生じている。その真空状態にガバッとモノが流れ込もうとしている、今はまさにその瞬間であると言えるだろう。

Design Interior Collection DESIGNERS CHAIR VOL.1 BOX

Design Interior Collection DESIGNERS CHAIR VOL.2 BOX

Design Interior Collection DESIGNERS CHAIR VOL.3 BOX

ミニ

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この前、15年間付き合ったあいつと別れた。

ぷぷっ。ちょっとカッコつけて書き出そうとすると、30代オジサンの加齢臭がにじみ出てしまう。端的に言うとイヤラシイ。まあともかく、このニッキでも度々触れたミニクーパーを処分することにした。

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納車されたのは、15年前のある残暑の日。

この車のアクセルやクラッチはクセが強い。ディーラーで引き取って帰ってくる途中、慣れない運転に悪戦苦闘していた。その道中、父が助手席でガックンガックンと揺さぶられながら「このまま、ズッと長く乗り続けて、クラシックカーにしような」と言っていたのを思い出す。購入代金は、大半を父から借りた。就職したら返すという口約束だったが、返す前に父は突然他界してしまった。

以前勤めていた大企業を退職した時や、父の死後に僕自身がトラブルに巻き込まれた時など、様々な方から「車は処分して身軽になったほうがいい」とアドバイスを頂いた。それでも今まで頑固に所有していたのは、この車が半ば父の形見になってしまったように感じられていたからだ。

でも、この2年間、全く乗らない日々が続き、遂にギブアップしてしまった。殆んど乗らない車に対して、車検代や税金を払い続けるほどの余裕はないし、もしあったとしてもお金はもっと違う所に使いたいと思うようになった。きっと、父も許してくれるだろう。

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車を保管していた名古屋から、引き取ってくれる東京の工場まで、最後のドライブ。途中で写真を沢山撮った。

人をたくさん乗せて遊びに行った。この狭い車の中で何泊したか数知れない。毎週末のように、楽器やDJセット、レコード類を満載してイベントに向かった事も思い出される。この車を引き取る人にとってはいい迷惑だろうが、沢山の思い出がつまっている。

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自動車工場にて。左はオースチン・ヒーレー・スプライト・マーク1、右はジネッタ。こういう車、絶対中国のお金持ちは欲しがると思うんだけど…今、中国への輸入について、いろいろ調べている。


…とまあ、いつになくおセンチなニッキになってしまったけれど、実は最近、バイクの免許を獲った。買うのは当分先の話になるだろうが、色々なメーカーのサイトを見てはワクワクしている。

突然秋&手帳

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この1週間、突然涼しくなった。というよりも、肌寒い。存在しないとしか思えない春、過酷と言うほかない夏と冬。北京において唯一まともな季節、秋がやってきた。9月から10月の初めまでは、一番過ごしやすい季節で、街も美しい。10月後半からは一気に冬に突入してしまう。みなさん、北京に来るなら今ですよーっ!

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(写真は冬の風景)

来年の「ほぼ日手帳」の販売が開始されたと聞いて、先ほど、黒色カバーを予約した。去年までPDAを長く使い続けていたせいか、手元に沢山の情報を持っていないと不安になる。そんな僕にとっては、何でも書き込めるこの手帳はいい。欄外の、なんとも気恥ずかしい「ひとこと」が無ければもっと素晴しいと思うのは、僕だけだろうか。会議で、中国人同士の議論が白熱し、僕の中国語ヒアリング能力を遥かに超え、ローカルも通訳する気を喪失し、置いてけぼりを食らっている時などにボンヤリと読んでいたりするけれど…これこそ、製作者の思うツボかな。

今までの手帳を見返してみて、日本滞在時と中国滞在時の書き込みの量の違いに驚いた。もちろん、中国の時の方が多い。日本と中国、忙しさはそれほど変わらない。むしろ私用もこなさなければならない日本滞在時の方が忙しいくらいだ。それだけ、中国では予想外の事が起こっているという事だろう。

これから年末に向けて、手帳ビジネスが盛り上がっていくんだろうな。去年までは「成功手帳」ブームが巻き起こっていた。「成功しよう!」というモチベーションの持ち方に反対はしないし、良いことだとは思うし、僕だってできれば成功したい。去年はそのメソッドに「日本人」を読み取り、共感すらしていたけれど、でも何か、前向きすぎる気持ち悪さを感じはじめた。みんながみんな、成功するためのマニフェストを手帳にカリカリと書き付けている社会って、気持ち悪くない?

これも、最近の一般ピープルの心境の変化なんですかね?ライブドア事件の影響なのかな?だとしたら、「夢はかなえないかもしれないけれど毎日を楽しくする」という「普通の」目標を掲げた「ほぼ日手帳」は、今年はもっともっと売れるでしょうね。「背伸び」の時代から「等身大の私」の時代へと、再び揺り戻されつつある?

年末に向けて書店の手帳コーナーは充実していくのだろうけれど、今年はあるのかな、あの「建築家手帳」。…たしか彰国社から出ていたと思うけれど、検索しても新日本法規出版の「建築士手帳」しかヒットしない。企業で配られるような黒手帳に、金文字で「建築家手帳」と書かれている。中身は方眼主体で、巻末に申請手続きの手順だとか、法規だとかが載っていた記憶がある(来年版はやたらと構造関係の記述が充実してたりして)。どう見ても今どき売れそうに無いけれど、売られているからには毎年買い求めているベテラン建築家がいると言う事だろう。「フランクリン・プランナー」だとか「ほぼ日手帳」のようなオシャレ実用的手帳が氾濫する中で、コレを使い続ける若手建築家、というのもカッコイイかもしれない。やらないけど。

まあでも、今年はまだ、3分の1残っている。残りをがんばるのが先というものだろう。

僕も、手帳に書き付けた目標を達成するべく邁進しよう。

って、オマエも成功手帳作ってたのかよ!

ヘルメットその後

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先日の続き。10日ほどで黒いヘルメットが出来上がって来た。なんと!指示したとおりに出来ていた。思い出す限り中国で始めての経験。当たり前の事が、当たり前に出来るだけで幸福な気分になる…糸井重里的レトリックだけど、中国ってある意味ハッピーな所なのかも知れない。

施主に見せる。「カッコイイ!」と好感触だが、欲しがりはしない(欲しがるだろうと思って余分を見込んでおいたのに)。カッコいいけれど、現場で一番権力を誇示できる白ヘルメットから換えるほどではない、ということだろう。まあ、炭鉱労働者の色だしね!

工事写真を撮る必要があったので、早速被って現場に赴く。黄と赤のヘルメットの中に、突然現れた黒色ヘルメット。工人(ゴンレン)達の視線が集中する。現場に入る度にガン見される女性達の気持ちが、ちょっとだけ分かる。

訝しげに見ていた一人の黄色ヘルメットが近づいてきて、「おまえ、どこの単位(職場)のモンだ?」と聞く。ニッコリ笑ってヘルメットを指差し「建築師だ、黒色ヘルメットは建築師の意味だ」と答える。「ああ?ああ、そうだったな。気をつけろよ」

ウソつけ! でも、一人PR完了。

黒色=建築師が浸透するまでの道のりは長いなぁ。

来年の夏までには、オリジナルTシャツを作ろう、と思う。自腹を切って関係者みんなに配り、美術館完成後にミュージアムショップで売って損失分を回収するなんて良いんじゃないかな。

冷蔵庫の中身

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「おしゃれ関係」の「カバンの中を見せて下さい」を意識しつつ、冷蔵庫の中をパシャリ。缶だらけ。おしゃれ関係どころか、いい歳こいた独身男の悲哀が冷風と一緒に噴き出してきました。

左から、
・可口可楽:コカコーラ、中国語の発音は「カコ・カーラ」
(ネットを一年分契約したら一ケース持って来ました…飲みきれません)

・燕京ビール
(北京で圧倒的シェアを誇る地ビール。北京オリンピック公式スポンサー)

・青島ビール
(世界的には有名だが中国国内の知名度はイマイチな感があるビール。最近は北京でシェアを拡大中。北京オリンピック公式スポンサー。普通、オリンピックの公式スポンサーは1業種1社限定ですが、北京の場合は2社が競合し、中国的な「大人の」決定が行われたそうです)

そして。

・バドワ・・・ならぬブルーダイヤモンドビール

なんか、変わった味のバドだなー。と思って飲んでいたら、バッタモンだったのね!

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これは2年近く前のカバンの中身。当時はこの小さなカバンだけで中国の地方都市に出張するくらい、カバンを小さくすることに熱意を注いでいました。ところがノートパソコンを持ち歩くようになって意味がなくなり、挫折。

ヘルメットの色

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中国の建築現場のヒーロー、「安全帽同志」(ヘルメット同志:勝手につけた名前で、正式ではありません)。
こちらは世界の建築界が注目する某現場のもの。

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以前に紹介したモノよりもチョットだけ凝っていて、ヘルメットにゼネコンのロゴがついています。さすがというかなんというか。

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現場には、2・3週間に一度は誰かしら見学にやって来ます。私、そしてローカルスタッフ3名に対して、ヘルメットは一つしかないので、来客の度にヘルメットの確保に奔走する事になります。先日、他の事務所が現場見学者用にオリジナルのヘルメットを用意しているのを見て、当現場でも設計者用のヘルメットを作る事にしました。

ローカルに聞いてみると、ヘルメットの色は属性を意味しているんだそうです。

・白:施主、施工管理会社(CM)
・黄:ゼネコン(元請)
・赤:タワークレーンなどの重機従事者
・青:下請


…設計者用の色が無い!

中国の一般的な設計者は、図面を書きっぱなして現場は放置する傾向があるため、わざわざヘルメットを作るのは珍しいのかもしれません。設計者は施主直属のコンサルタントなので、あえて作るなら白でしょうが、汚れが目立つしやだなぁ…

ローカルと相談の上、黒いものを作る事にしました。ヘルメット・メーカーに発注すると、

・黒:炭鉱労働者

だけど良いの?との意見が。この先、中国において、

・黒:炭鉱労働者または設計者

となるように、PRに努めて行きたいと思います。

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最近、「ブログに色々とひっついてるアレ」が気になっています。一般名称を忘れてしまったので「ブログに色々とひっついてるアレ」と呼ばせてください。メインページの右下にくっつけてるアレの事です。

最近、「Amazonおまかせリンク(TM)ベータ版」を付け足しました。ページの内容を勝手に分析し、おススメ商品を表示してくれるとの事で、「自分のハートにジャストミートな商品を次々と紹介してくれるなんて、まるでお手伝いロボットのよう!やっぱり21世紀はやって来ていたんだね!」と狂喜乱舞しながら付けました。

で、その紹介されている商品なんですが、この「Amazonおまかせリンク(TM)」くん、かなりビミョーかつ心温まるセレクトをしてくれます。平たく言えばバカです。

現在(この記事をポストする前)、「翻訳ウォーカー・北京 バリュー価格版」と「1級建築施工管理技術検定実地試験問題の解き方」との間で揺れ動いています。

どっちも大外れだ!このアホ!

プログラムに、毎日内容が変わる駄文にふさわしい商品をセレクトさせよういうのも酷な話ですが、(TM)を名乗るからにはもう少しマトモな選択をしてもらいたいなぁ。

ただ、この「Amazonおまかせリンク(TM)」くん、かなりの仲間由紀恵ファンらしく、内容に「仲間由紀恵」という文字が含まれていようものなら速攻で「トリック完全版」や写真集を表示しやがります。おそらく、この記事がポストされた後も、仲間さん関係の商品を5日間に渡って垂れ流す事でしょう。で、僕の方もそれを見るたびに「やっぱユッキー最高だよなあ」と思い出し、また仲間由紀恵関係の記事を書いてしまうと。そうすると「Amazonおまかせリンク(TM)」くんの方も、ほい来たと商品を表示すると。まさしく、仲間由紀恵スパイラルです。

つまりは、僕らは似たモノ同士?

で、今日は、How much is your blog worth?なるモノをつけてみました。これは、張られたリンクの数などから、そのブログに値段をつけてくれるというモノ。

さて、この駄文ニッキについた値段は!?

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はい、0.00ドル。

1セントの価値すらないと。

このプログラム、逆に言えば賢いとも言えます。

ブログをお持ちの方は、是非お試し下さい。

天文少年

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久しぶりに連日がんばって書いています。さすがに息切れして来ました。そろそろ緩いペースに戻します。

北京―東京便はソウル上空を通ります。地図を見ると、ソウルと平壌って案外近いんですよね…明日の飛行機、地対空ミサイルでズドンとやられないか心配です。

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明日は七夕ですね。ミクシィの日記でヤッシーさんが「惑星の旅」というページを紹介していました。高画質の美しいページ。中国の貧弱なネット環境ではちょっとキツイので、帰国後にゆっくり見ようと思っています。

このページを見ながら、ああ、そういえば僕も昔は天文少年だったなぁ、と思い出しました。Newtonや学研の本を読み漁っていた無垢な少年でした。時はスペースシャトル全盛の時代。本を読みながらワクワクしてましたよ。マジで。

とは言え、よくよく考えてみると、最近宇宙への思いをすっかり忘れてしまったか、というとそうでも無いことに気づきました。最近もメガスターの大平氏のページを隅々まで読んで感動したりもしてました。氏ほどの熱意と根気はとても無かったけれど、何か子供心に刷り込まれたものがあったのかも知れません。三つ子の魂百まで、とは言いすぎだけれども。

家庭用星空投影機「ホームスター(HOMESTAR)」

買おうと思いましたがグッと我慢した大平氏監修のホームスター。去年の話題商品でしたね。買った方、是非意見を聞かせて下さい。

大人の科学マガジン Vol.9 (9)

代わりに買ったのはコレ。僅か2000円で子供の頃の夢が実現できるなんて!天の川が無いのが寂しいけれど、とてもリーズナブルでおすすめです。
中国へ持って来る時に、荷物検査で引っかかりました…なんでも、電池ボックスが怪しかったらしい…

EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界

ご存知の方も多いでしょうが、イームズ・チェアのイームズ夫妻が残した代表的な映像作品、「パワーズ・オブ・テン」は科学心と「人類みな兄弟」的なピース心を刺激する名作。Google Earth(旧Keyhole)の登場によって、漸く技術がイームズのアイディアに迫ってきた感があります。

交渉人

関係ないんですが、映画の中で捜査本部が置かれるのが杉並区立科学館のプラネタリウム。家の近くだったので、子供の頃よく通いました。懐かしい。

あまり話題にならなかった映画のようですが、あっと驚くプロットで面白いです。

写真は北京の天文館(プラネタリウム)。派手さはないですが、北京に完成済みの現代建築の中では一番クオリティが高いと思います。

二輪免許

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7月7日から1週間ほど、東京に戻ります。宜しくお願いいたします。

実は、1月の終わりごろから、普通二輪免許を取りに自動車学校へ通っています。通うといっても、帰国時に仕事の合間を縫って1・2時間乗る程度で、そろそろ半年を経過しようとしています。今回の帰国で、時間がうまく合えば、取得できるかもしれません。

きっかけは、ひょんな事から電動スクーターEC-02を購入した事。なんだ、二輪って楽しいじゃん!でもコレ、パワーないなぁ、もっとパワーのある奴に乗りたいなぁ、と取得を思い立った次第。

北京に居る以上、実際にバイクを買うのはいつになるのかはトンと分かりませんが、暇があればバイク関連の本を眺めています。んー。悩むなぁ。

「東福さんは、やっぱフュージョンかジャズでしょう!」と言う人(=N氏)も居ますがね…

バイク乗りの人には常識みたいですが、「ツーリングマップル」というツーリング専用の地図も買ってみました。ここのワインディングは眺めがいいとか、いつ頃は紅葉がキレイだとか、そういった情報が書き込まれていて、4輪車のドライブにも使えそうです。これを眺めるのもなかなか楽しい。

地図は買った。あとは、免許を取ってバイクの駐車場探してバイクを買って出かけるだけ!準備万端!

ツーリングマップル〈1〉北海道

行きつ戻りつ

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ご無沙汰しました。
ふたたび北京へ行って、戻って来ましたYO!

この数ヶ月、いままで遅々として進まなかった仕事が、一気に進み始めました。それに追いまくられる毎日でした…

帰国の日。入梅した関東とは対照的に、北京は快晴でした。空気もクリーン。青空のもと、現場ではタワークレーン達がせっせと働いています。

10日間ほど東京に居ます。宜しくお願いいたします。

最近は、どこに居るかを報告しているだけのこの日記。すみません…

原付さんぽ

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先週は中国の旧正月休みでした。思い切って南国に逃避しようかとも思ったのですが、外せない用事がポツポツと入ってしまい、まとまった時間が取れませんでした。結局、少し時間を見つけては東京の美術館や本屋を訪ねてプラプラする…という休みの過ごし方をしました。

原美術館まで行ってきました。道中は三田、高輪といった比較的起伏の激しい所で、自転車で行くのはチトきつい。買ってこのかたコレといった活躍の場がなかったEC-02がようやく日の目を見ました。

綱町三井倶楽部、高輪消防署(写真)、高輪プリンスホテル、旧竹田宮邸などの名建築が随所にあります。さすが元祖山の手・元祖セレブ地区。目的地の原美術館だって元々実業家の豪邸だもんなぁ。

開館5分前にたどり着いたオラファー・エリアソン展。入口にはもう、10人くらいの方が待っていました。なんでも、土日は作品鑑賞に支障が出る程の人出で、会期が延長されたんだそうです。

暗闇に霧を散布して人工的な虹を作り出したり、光をプリズムを通して分解し、それを用いて美しく空間を再構成したり、一室をカメラ・オブスキュラにしたり。ダ・ヴィンチやレオナルドの時代の、「プリミティヴな科学」の現代的な再解釈とでも呼べばいいんでしょうか。子供の頃、はじめて「学研のかがく」に触れた時のような新鮮な感覚がありました。

一方で、そんな「科学」のルーツは、人々を驚かせるための「魔術」や「奇跡」であった訳です。そんな、おどろおどろしい魔術的な雰囲気も同時に感じました。古の為政者が日食や月食を予言することによって人心を掌握した事と、エリアソンがテート・モダンのホールに巨大な人工の太陽を浮かべた作品:「ウェザー・プロジェクト」によってその名声を不動のものにしたという事実は、本質的には同じ事なんじゃないだろうか。そんな事を考えました。

小ぶりですが、いい展覧会だと思います。是非。

Flickr始めてみました。

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ちょっとテストです。"Flickr"を試しています(画像をクリックすると飛びます)。面白そうな予感はありますが、なにぶんまだ全貌が掴めていません。

お仲間募集中。やっている人、もしくはやりたい人…居ませんか?

写真は、先日の「縦並び社会」の記事に使おうと思っていたもの。ホームレスが多い一の橋公園=一の橋ジャンクション下。首都高速に縁取られた空には、六本木ヒルズが姿を覗かせます…

ニコン撤退

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ニコン、フィルムカメラから撤退へ デジカメに押され

「1917(大正6)年創業の老舗(しにせ)カメラメーカーのニコンが、フィルムカメラから事実上撤退する。一眼レフ全8機種のうち6機種の生産を順次終了。残る2機種も新規開発をやめる。デジタルカメラに経営資源を集中するためだが、愛好家やプロに愛された往年の名シリーズは姿を消す。」

業界全体がデジタルカメラにシフトしているとはいえ、日本のトップブランドが…

イケアがやってくる

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近くに引っ越してくるイケア。建設が急ピッチで進められています。

中国の年末商戦は旧正月(今年は1月29日頃)を狙って行われるため、おそらくその前には竣工するのではないかと思われます。ちょっとだけ、楽しみです。

スクーター

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ヤマハ肝入りの電気スクーター、EC-02が納車されました。ネットサーフィンしていたら、ふとホームページにぶち当たり、「限定10台RIMOWAコラボレーション・モデル」の「限定10台」の文字に惹かれて抽選に申し込んだら当選し、ヤマハ関係の友人達の「当然買うべきでしょ」的な雰囲気に呑まれて購入し…そして今ココにこうしてあります。

買い物@東京

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戻ってきましたよ。

麻布十番に戻ると、「ほぼ日手帳」と、アマゾンで買っていた本が届いていました。ショッピングカートの中に入れたまま一年間購入を悩んだアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集など。荷物を増やしたくないので、在京中に出来るだけ読んで、残ったものを北京に持って行きます。

めでたぃ自行車

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北京という街は、ちょっと買物に行こうにも、かなりの距離を移動しなければなりません。1年近く、徒歩やタクシーで移動をしていましたが、やっとオフィス用に自転車を買いました。

職場の近くに、「えっち美容院」に挟まれるようにして、アメリカ・デザインの折りたたみ自転車専門ショップがあります。いつも商売熱心なフッカーたちにシツコク客引きされるので、最近はここらへんに行くのが億劫です。今回も、彼女達は道を歩く僕の肩を引っつかむという暴挙に出ました。凄い握力で痛かった…。ホント、僕ってそんなにモノ欲しそうな顔をしてるんでしょうか。

…してるんだろうなー。やっぱり。

おもしろ角度並行尺

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PCが普及したお陰で、設計の現場で製図板を見る事は少なくなりました。いくらCADが使いやすくなったと言っても、設計の初期段階ではやはりエンピツでグリグリ描きながらアイデアを練ったほうが早い。

大抵の作業は5mmとか10mmとか、粗めの方眼紙を使えば事足りてしまうのですが、それでもたまーに、定規を使って平行線を書きたい時が訪れます。かといって製図版を引っ張り出すまでもない。そんな時に使うのがおもしろスケールです。

椅子展

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今、学校で、学生による椅子の展覧会をやっています。今ある小さな学内ギャラリーでの展示なのですが、一部の作品は芝生にもはみ出しています。「パラディーソ・コーヒー」のすぐ近くなので、買うついでにちょっとだけ覗いてみました。

美術大学内のギャラリー、コーヒー店、そして近くの芝生。文章で書くととっても素敵な環境ですけど、実際には大したところではありません。だってここは北京だもの。

紅旗

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紅旗[hong2qi2]とは、赤旗の意。
プロレタリア革命の象徴とも言えますし、中国の国旗のことも指すこともあります。

でこの「紅旗」ですが、製品名にもよく登場します。有名なものは、僕の知るところ3つ。

・一つ目は、中国を代表する高級車。全体のデザインは世界の高級車のモチーフを寄せ集めたような印象。北京を走り回っているタクシーにも、「紅旗」と書かれたものがあるので、同名の大衆車ブランド名としても使われているのかもしれません。

・二つ目は、ライカM型のコピーとして有名なカメラ。200台ほどしか存在せず、コレクターの間ではトンデモない値で取引されているらしい。

・三つ目は、「紅旗Linux」。Linux OSの中国版。

Linuxはオープンソースだし、日本だって成長期には各国の製品をコピーしていたような所もあるので一概に非難できませんが、あえて悪い言い方をすれば、「国の威信をかけたコピー製品」に「紅旗」という輝かしい名称が与えられる傾向があります。

白の色えんぴつ

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「中華牌」

中国で、おそらく一番ポピュラーだと思われる鉛筆ブランドです。トンボ鉛筆みたいなもんでしょうか。

生活する上で、必要なモノ。最近は、何がどこで売っているかが大体分かってきたお陰で、不自由する事は少なくなりました。日本語の本や多少マニアックなCDを除けば、大抵のモノはこちらでも手に入ります。

iDJ

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注目の新製品、NumarkのiDJ。私も「日本の音楽界を『密かに』リードし続ける敏腕音楽バイヤー」N氏より教えて頂きました。

僕も、iPodを買ったばかりの頃は、コードを持ち歩いてお店のミキサーに繋いだりして遊んでいました。直接繋げれば良いのに…と思った覚えがあります。その点では、出てくるべくして出てきた製品、といった感じです。

ノートは買いましたか

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ほぼ日手帳、周囲に二人ほど、お仲間を確認しました。そのうち一人は、先日のニッキを見て購入したとか。実は自分の姉なんですけど…手帳の購入よりも、そんなにツブサに弟のニッキを読んでいた事に驚きました。姉は、件の手帳成功本「一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法」も図書館で借りてみたと言っていました。僕の要約は概ね正しいらしい。

ほぼ日手帳の元になった「ほぼ日刊イトイ新聞」で、糸井氏が「『夢を叶える!』わけでもない、85点くらいの手帳です。」と「成功手帳」をチクリとやってました。やっぱ、意識してるんですね。

手帳は買いましたか

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僕は、今までスケジュールやアドレスの管理に、PDAというモノを使ってきました。社会人一年目から使ってますので、もう丸8年になり、今使っている奴は3代目です。

最初は、海外製の機械を買い、フリーのソフトウェアで日本語化して使っていました。当初は普通の店ではあまり売っていなかったので、ちょっとした優越感すら感じていましたよ。ところが人気が高まったところでソニーが参入。そりゃ日本メーカーだったら日本語も使いやすいに決まっているので、僕もソニー製に乗り換えました。

ところがところが、そのソニーが今度はPDA市場から撤退。それまでこの種のPDA(PalmOS搭載機という)を愛用していた人は一気に難民に転落してしまいました。今のところ壊れても居ないので困ってはいないものの、そろそろ別の手段も考えなくてはと思い始めました。

今度は、どうしようか。大企業の論理に振り回されないデバイスにしたいと思っているのですが、吹き荒れる企業買収の嵐の中にあっては、ソフトウェアだろうがハードウェアだろうが、これで確実!というものは存在しません。消去法で一番確実なものは何か、と絞り込んでいくと、昔ながらの紙と鉛筆の手帳になってしまうのです。

中国のアキバ

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中関村。北京の秋葉原と呼ばれるくらいだから、さぞかし怪しげな店が沢山あるんだろう、とサイバーパンク映画に出てくる「道具屋」のような場所を想像している方も多いんではないでしょうか。怪しげなネオンに紛れ、非合法の人工臓器やらコンピューター・チップなんかを売っているような所。

北京のケータイ

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先週末は、最近調子の悪い携帯を買い換えようと思い立ち、「北京の秋葉原」だとか「北京のシリコンバレー」と呼ばれる中関村(ヂョングァンツン)に行ってまいりました。

北京の平均所得は、中国一ではありません。香港(そして台湾)はもちろん、上海、シンセンなどの南方の諸都市より低いのです。殆んどの指標がそんな調子なんですが、携帯の普及率については、中国一を誇っています。

スコヤ学

以前のニッキに、工具「スコヤ」について書いたことがあります。大工の世界は日本ドメスティックど真ん中の伝統的職人世界、と思い込んでいる頭にとって、まさか"square"という英単語が侵入しているとは思いもよりません。「ハツ」についても然り。焼き鳥なんて、日本の庶民文化そのものでしょう。まさか"heart"が語源だとは。

ツールの誓い

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このニッキでも触れましたが、2月に中国人たちをガイドして関東・関西方面を旅しました。もちろん楽しかったのですが、「もう、これからはツアコンの人には最敬礼で接しよう!」と心に決めるくらいハードな1週間でした。最終日、彼等を空港へと笑顔で送り出し、その足で某カリスマ中古アーケードゲーム基盤ディーラーA澤(弟)氏の居る秋葉原へと向かいました。この難局を乗り切った自分に、何かご褒美を買ってあげたい、そんな気分だったのです。

世界の裏側で愛をさけぶ

さて、そのパノラマ画像を作成するにあたっては、様々なソフトが必要になります。いや、正確には一本で出来るソフトもあるにはあるのですが、なにぶんマーケットが狭いため、高価で手が届かない。ですから、偉大なる「パノラマ界の先達たち」が個人レベルで作成し、無料もしくは安価で提供しているソフトウェアを複数組み合わせて作成することになります。

この週末、ソフト類を調査してインストールしていました。個人レベルで作られたモノが殆んどなので、しばしばエラーが発生します。試行錯誤して、なんとか完了。あとは、撮影して作るだけ!の状態です。楽器を買って、あとは練習してライブするだけ!と思っていた頃を思い出しました。

そんなソフトたちの中の一つに、PanoCubeというのがありました。縦:横=1:2の四角い画像を入れると、QuickTime形式で書き出してくれるというもの。これがパノラマ抜きにしても、なかなか面白いのです。

つまり、パノラマの画面は、プラネタリウムのような視点を中心にした球になっています。このソフトは画像を歪めて、球体に内側から貼り付けてくれるのです。分かりにくいですか?言い換えると、いわゆる世界地図(メルカトール図法)は、地球という球の表面を四角く歪めて平面にしているわけですが、その逆をやってくれるわけです。もっと分かりにくくなった?

じゃあ、百聞は一見に如かず。やってみましょう。まずは、NASAから引っ張ってきた地球画像のデータを突っ込んでみます。

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(続きを見るためには、AppleのQuickTime® Player プラグインが必要です。お持ちでない場合、騙されたと思ってダウンロード/インストールして下さい。無料です。)

パノラマ熱

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先日の「北京の高いところ」で連続写真を撮ったことがキッカケとなって、自分の「パノラマ写真熱」が再燃してしまいました。

昔から広角(広い範囲が撮れる)のカメラが好きでした。清水の舞台から飛び降りる思いをして高い広角レンズを買っても、もっともっと広い範囲を写したい、という欲求がありました。周囲を見渡すことが出来るというのは「究極の広角」と言えるでしょう。悩み(?)を根本的に解決するためには、パノラマ写真をバシャバシャ撮れる環境を作るほかない、と思うわけです。

家具の完成写真です。
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はじめてトラックバックというモノに挑戦してみます。いやー、新しいオモチャを買ったみたいで嬉しいなー。

パーカッショニスト、おがたたけろうさんがブログにて僕のことに触れて下さいました。おがたさんがおっしゃるように、僕はモノに対して拘り(というより執着)が強い方かもしれません。職業柄からそうなったのか、それともモノ好きが高じて今の職業に就いたのか、今となってはよく分かりません。

そういえば、父もゴルフが下手クソな割には高価なグラブばかり所有していました。親子で釣りをやろう!というときにも、まず釣具店に行って道具を買い揃えながらも、肝心の釣りは1回限り(しかもボーズ)。自分も大学時代は、バンドをやっていたのですが、「自分が下手なのはこの道具を持ってなかったからかも!!」と自分のスキルを磨くよりも道具に金をつぎ込んでいました。流れる血が憎い。

自分の所有しているモノ達を眺めて思うのは、あまり「有名デザイナーもの」を持っていないなー、ということ。時計にしても、フィリップ・スタルクのフォッシルの腕時計には惹かれましたが、結局買うまでには至ってませんし、事務所にあるイームズの椅子も、偶然ツテで買うことになっただけ。結局、ホンモノ志向ではないようです。

それは、良く言えば、自分も設計(デザインと言い換えても可)を提供する側の端くれである、という自負心からだとも思います。もちろん研究はしなきゃいけませんが、有名デザイナーのモノではない、何気ないモノの中からカッコよさを見つけ出して行きたいと思っています。

悪く言えば…単なる有名デザイナーへのヤッカミです。

手描きとCAD

フリーハンドの図面は、詳しいところを書かなくてもなんとなくデザインの意図を伝える事ができるので、ある程度慣れれば、かなりのスピードで設計することが出来ます。立面図と詳細、それとアクソメ図(立体的に起こしたもの)をチャチャッと書き上げて、クライアントに手渡しました。上に間接照明が載っているだけの衣装ダンスなのですが、ディテールまで描いてあるところがえらく気に入ったらしく、あの部分と、この部分も設計してくれないだろうか?と頼まれました。えーっ、それって殆ど全部じゃん!と思いながらも、イヤと言えない性格が災いして引き受けてしまいました。

というより、食事をおごってもらったから。我ながら、なんて安いデザイナーなんだろうと思います。

最初の一枚を手描きで描いてしまったため、気分的に残りも手で描く事になってしまいました。最近はCADを使って作図することが多いため、これだけのスケッチを手で起こすのは久しぶりで、手を鉛筆の粉で真っ黒にしながら、シコシコと描いておりました。なんだか懐かしい気分。

ちょうど、僕が大学生の頃に、CAD、CGといったコンピューターを使ったツールが設計の現場に導入され始めました。僕は大学の卒業制作をパソコンを使ってやったのですが、事例としてはまあまあ早い方だった記憶があります。そして社会人になるころには、CADやCGはこの仕事の必需品のようになっていました。導入されたばかりなので、先輩達はコンピュータは使えず、使えるのは研修を受けた若手だけです。そうすると、スケッチや打ち合わせ等の仕事は年長者の仕事、スケッチのトレースやプレゼン資料の作成は若手の仕事、という住み分けができてしまいます。ある意味、僕らの世代は不幸だったと言えるかもしれません。僕自身も、実務を扱えるようになるまでにかなりの時間がかかりました。

一方で、設計の世界というのは、これまた体育会のノリが強いところでして、「建築は手で描かなければダメ!CADの線には魂が籠っていない!」というようなカルチャーがあります。CADを毛嫌いする気持ちは分からないでもないですが、ある種、「コンピューターに仕事をとられてしまう」というような錯覚があるのでは?と思います。ローランドの元祖ドラムマシン、TR-808がリリースされた時、「ドラムが必要なくなる!」とドラマー達が不買運動を起こしたことが思い起こされます。でも、それ以降、ドラマーが居なくなったでしょうか?世界には依然として沢山のドラマーが居ますし、むしろ「敵」だったシーケンサーやサンプラーを駆使して音作りをしています。逆にそういったことをしなかった人たちが淘汰されていったのではないでしょうか。

もし、モーツアルトやマイルスがコンピューターに出会っていたなら、噛り付いて独自の表現を引き出していたでしょう。僕は、口ではどんな偉そうな事を言っていても、コンピュータを使えない設計者(もしくはクリエイター)は失格だと思います。もちろん、手描きも大切ですが、新しいツールに挑戦することも、大切なプロフェッショナリズム。僕自身も、意欲的に挑戦して行きたいものです。

パーカッショニスト、おがたたけろうさんのニューアルバムがリリースされました。ネイティブ楽器の極致ともいえるパーカッション。そのプレイヤーが綿密なスタジオワークを通じて作った音世界。私も帰国後、聞くのを楽しみにしています。

世界を手に入れる#3

"keyhole"というインターネットサービス、ご存知でしょうか。ソフトウェアをダウンロードして、起動・ログインすると、真ん中に地球の画像が浮かび上がります。この地球をクリックする度にぐんぐんと拡大していきます。

左は地球から、我々の東京事務所まで拡大していった画像。東京、ロンドン、パリ、ニューヨークなど、主だった大都市はかなりのところまで拡大できます。住所を打ち込めば、そこまで飛んでいく機能もあります。この動きがなんとも言えず、気持ちいい。

ぽんぽーんとクリックしながら、昔滞在したサンフランシスコの家や、北京の天安門広場などを見ていると、こんな感じで世界中移動できたら楽しいだろうなー、という気持ちになります。まさに「地球を手に入れた」ような感覚。7日間はフリーでトライアルできるので、是非試してみてください。

職場の中国人たちが、どこかでこのソフトの話を聞いてきたらしく、大興奮しながら楽しんでいました。こちらの人にとっては、パスポートやビザの問題、そして換金レートの問題もあって、海外旅行はちょっと遠い存在。70年代までの日本の状況と似ています。あと10年もすれば、ばんばん海外旅行に行くようになるんでしょうけどね。40年後には今のG6を越えるだろうと言われる国ですから。

2月7日頃に日本に戻る予定です。今回は少なくとも3週間ほどは滞在予定です。皆様是非お会いしましょう。

世界を手に入れる#2

誕生日、このニッキに書いたおかげで、色々な方にお祝いのメールを頂きました。有難うございます。いい年こいて祝って貰うのは気恥ずかしいけれども、全く祝って貰えないのもさみしい。で、ニッキに書いてしまう。人の感情と言うものは、歳をとるに従って複雑になるようです。

昨日紹介したairbus出演のパーティですが、日時、場所が変更になったそうです。2/4(fri.) Place: Lounge NEO (渋谷) Open: 22:00。DJにはUFOの矢部さんが加わるそうです。なんでも、エイジアが営業停止になっちゃったんだそうです。でも同じグループの他の店は大丈夫なんですね。

世界時計の続き。最近は、時計ファンのページみたいになってますね。

もうLAへ飛ばなきゃならないから!ケツカッチンだから!○○くん(秘書)、プレゼン資料をブリーフケースに入れておいて!とか言いながら成田へ向かう準備。カッコいい。憧れます。これが国際人(しかもギョーカイ人)。きっとお部屋にはさぞかし大きな世界時計があるに違いありません。腕には、世界の時間に対応する時計が光っていることでしょう。

国際人を目指すにあたって、普段持っている時計もちょっとは考えたいものです。しかし、国際対応時計、GMTとも言うんですが、都市名やら国旗がビッシリ書いてあったりして、まあこれが概ねかっこ悪い。ジャガー・ルクルトのマスター・ジオグラフィークという機械式時計はデザイン的になかなかイイ線行っていますが、お値段が100万円もします。これは将来の夢としてとっておきましょう。

また、世界には時差の他にも、夏時間という厄介な問題があります。特に将来的にプレゼンに行きたいヨーロッパの国や合衆国には採用されています。夏時間になったのを知らずに居たら、大切なプレゼンに1時間も遅刻してしまいます!ああ、100億の商談を逃してしまった。夏時間に関しては、アナログ時計は分が悪いです。

僕は、もう8年も前から、PalmOSのPDAを持ち歩いています。写真は4代目のソニークリエですが、これに付属している世界時計がなかなかのスグレモノであることを最近発見しました。世界中が時間の追いかけっこをしている様子が一目瞭然。ああ、別に腕に付けなくてもいいのね、ってことでコレを持って行こうと思います。結局何もせず。

余談ですが、ジャズのスタンダードであるガーシュイン「サマータイム」。黒人の哀愁あふれる旋律。僕は今の今まで、「夏時間を知らない日本人には分からないけれど、アメリカ人は夏時間にそんなに哀愁を感じているのね!」と思っていました。英語では「サマータイム」とは言わないそうで…おはずかしい(でも、昔サンフランシスコでアメリカ人が言ってたような気がするんだけどなー)。

世界を手に入れる#1

実は、昨日(26日)で32歳になりました。

30歳になった2年前は同じ誕生日の3人で恵比寿で店を借りてカウントダウンパーティ、去年は事務所のみんなが祝ってくれました。今回は北京滞在中であることもあって、幾つかお祝いのメールを頂いたり、同じ誕生日のairbusヤマグチさんとメール交換したり、と、バーチャルお祝い。

先ほど友人の中国人からお祝いの電話をもらいました。「えっ。一人?えっ。ケーキ無いの?」と驚かれちゃいました。だってー、いつのまにか周りに誕生日を触れ回れる歳でなくなっちゃったんだもん。最近、抜け毛が激しくなった気もするし…こうやって、人は歳をとっていくのね。おおっと、パットメセニー聴きながら書いてたら妙に感傷的になってしまった。ともかく、来年までには時間もありますので、気配りさん系中国人たちに自分の誕生日を浸透させて、強引に祝わせる予定です。

ヤマグチさんは今年こそは海外ライブをやりたい、との話(airbusは2/5に渋谷club asiaで行われるRAW FUSIONのイベントに出演するそうです!皆さん是非)。僕も北京で何かお手伝いできることがあれば、と思っていますが、まだ来るようになって数ヶ月。ヴェニューにツテが出来るまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

ともかく、僕もヤマグチさんを見習って今年は世界を目指そうと思います。32歳の抱負は「世界を手に入れる」。まずは時計から。

いやー、実は最近、世界時計が欲しいんですよ。腕時計にちょろっとついてる奴も嫌いでは無いのですが、ホテルのフロントによくあるアレを壁一杯にかけて、世界を感じながら生活したいのです。と思って調べたら、あるんです。セイコー製。幅1.8メートルで20キロ。茶色ベースに金色で書かれた世界地図がシビレますね。必要以上に国際色一色に染まった、素敵なお部屋にしてくれそうです。ただ、お値段40万円はチト高い。

この時計、「少人数でも設置できます。ただし、2人よりは3人の方がベター」なんだそうです。つーか、最初から1人でやることが想定されてない点に驚きです。

手作り派の僕としては、壁一杯に世界地図を書いてそこに普通の壁掛け時計をたくさん掛けるという手も考えましたが、さすがにそれ程のエネルギーと時間は今のところない。というわけで、こちらのフリーウェアをパソコンのデスクトップ上に置いてみました。

結局小さくまとまっちゃう、そんな現実的な32歳です。

宣家#2

そういや中国の人も鮮やかな色が好き。民族衣装も、華やかです。写真は杭州でみた少数民族のパレード。

さて、イケアvs.無印の続き。いきなり結論ですが、モノの品質は、無印の方が上だと感じました。あと、商品の数も。

無印の場合は、細々としたステーショナリーや家電類、食品まで豊富な商品ラインナップを誇っており、その多くは、日本の他の有名メーカーによるOEM供給で成り立っています。そのメーカーというのは…ショックな方も居るかもしれませんのであんまり書きませんが、有名どころでは洗濯機はシャープ製です(これはお店でよく見れば書いてある)。「無印」に対してOEM、というのもおかしな話ですが、まあともかく、品質は他の日本製品とほぼ同等、というわけです。

一方イケアの方は、電化製品はせいぜいライティングまでで、ステーショナリー類はせいぜいブックエンドまで。商品の種類は劣りますが、それぞれの商品にカラーバリエーションがあります。おそらくこちらも多くは中国メーカーによるOEMに負っているのでしょうが、やはり品質的にはちょっと見劣りします。例えば家具類は、デザインは凝っていますが、品質的には日本のディスカウント店で売っているのと同等、と言えば分かりやすいでしょうか。(ただし、鍋釜のような調理器具や、食器類は日本のものに肉迫しています)

そして、気になるお値段の方は、イケアの圧倒勝ちです。昨日の写真に写っている3倍くらいの量を買ったのですが、それで8000円程度。そのまま日本に持ってきても、無印の半分くらいの価格で販売することが可能だろうと思います。興味のある方はイケアチャイナのHPをご参照。英語ページもあります。

日本の出店予定地は幕張で、しかも物凄く巨大な店舗だとか。若いファミリーが大量に買出しに来ることを想定していると思われます。果たして、品質に厳しいと言われる日本人の目に適うものを供給できるのか、興味あるところです。

宣家#1

そういえば、FMラジオの出演がもうすぐだった。ジェームズさんは、前回このページを見ながらネタを探っていたようでしたので、25日までは中国の話に戻しましょう。

今日は、なんか買物がしたいよなぁ、と思い、宣家(イージャ)ことイケアに行ってきました。ご存知の方も多いと思いますが、イケアとはスウェーデン発の生活雑貨チェーン。無印良品のスウェーデン版と言えば分かりやすいでしょうか。両方とも比較的安価に、デザイン的に洗練されたものを提供する、というコンセプトは共通しています。2006年には一度は挫折した(らしい)日本への出店も予定されていて、これから日本も盛り上がってきそうです。というわけで先取りレポート。

無印との大きな違いは、まずは店舗の立地。無印は都心型の比較的小さな店舗を展開しているのに対し、イケアは郊外にドーンと大きな店舗を構えています。マンションブームに沸く中国、そしてやたらとでかい北京という街には、向いていますね。日本のように、ちょっと無印で石鹸買っといた…みたいな買い方はせず、一度にものすごい量を買っていきます。日本のスーパーの袋の3倍はあろうかというビニール袋に2,3個分くらい。とても中心の繁華街には向きません。

デザイン的には、無印のラインナップには日本的なシンプリシティとマテリアリズムを売りにした、素材の色そのままの商品が多いですが、対するイケアもスカンジナヴィア的なシンプリシティとマテリアリズムをウリにしています。(これが日本人が北欧の家具や雑貨に魅せられる理由の一つです)ただ、イケアの場合は、北欧的なヴィヴィッドな色をあしらったモノが多い。パントンやアールニオ、ヤコブセンを意識させますし、実際とても意識していると思われます。

北欧の人って、なんで鮮やかな色を使うのが巧いんでしょうね、白夜で白一色の世界に住んでいるから、色に対するイマジネーションが豊かなのかな。それとも、小さい頃からレゴブロックに親しんでいるからでしょうか。

じゃあ、レゴの色を最初に考えたのは?

つづく

届いた!

昨日のニッキで話しに出した時計。タイムリーなことに、昨日東京のオフィスに届いたようです。写真をとって送ってもらいました。ふっふっふ。2-3万円そこそこの買物でこれだけ喜んでしまうなんて…まだ手元にないのですが、先走って解説しちゃいます。

名前は、ブローバ・アキュトロン・スペースビュー。60年代製。まさにスペースエイジ!!なんか、馬鹿っぽいデザインに見えますが、この丸見えのメカニズム、なかなか凄いのです。

時計好きではない方がしている時計は大抵がクオーツ・ムーブメントというムーブメントが入っている時計です。水晶に電気を流すと一定の周波数で振動するのですが、この原理を利用しています。で、一方の機械式時計は、ゼンマイの力で小さな振り子を動かして歯車を動かしています。一日10秒の誤差だったらとても優れている、と言われる世界に、一年で数秒しか狂わないクオーツ入り腕時計が現れたのが60年代の終わり。その後、スイスの機械式時計メーカーはバタバタと倒産してしまいました。

その過渡期の60年代にあったのがこの音叉時計のアキュトロン。音叉って使ったことありますか?たたくと、A、すなわち「ラ」の音がなる奴。この時計は音叉が一定の周波数で鳴る原理を利用しています。

ということは耳に近づけると音が鳴っているということ。話によるとF#の音が鳴っているらしいです。早く聴いてみたい…

物欲

うーむ、沸いてくる物欲を抑えることができず、買ってしまった時計(写真)。もうすぐ32になろうかというイイ大人が買うものじゃありません。もっとも、子供はこんなキカイダーみたいな時計は知らないんだけれども。この時計については手にした時に詳しく書きます。

僕は、雑誌「サイゾー」の愛読者です。僕を知ってる人に「好きそー!」と言われそう。ええ、好きです愛してます。そういえば、とあるパーティでサイゾーの元編集長、という人に会ったことあります。僕よりももっともっとサイゾー的なネタが「好きそー!」な人でした。当たり前ですね。

その「サイゾー」、北京では読めないため、「サイゾー通信」というメールマガジンを読みながら情報を得ています。見出し+αくらいしか分からないんですけど、日本情報に飢えた僕には貴重。で、そのサイゾーを発行するインフォバーンという会社が「カタロガー」という新しいカタログ雑誌を創刊したとの事。ウェブショップと連動し、載ってる商品が簡単に購入できるとか。

選ばれた商品はデザイン的に楽しく、ボーイズマインドを刺激するものばかり。本当のボーイズにはちょっと手が出ないお値段ですけどねっ。「都会に居住する20代後半から30台の独身男性をターゲットにします!彼らは可処分所得が多く、こんな役に立たないものに金を放り込むんですっ!」という企画会議でのプレゼンが目に浮かぶような品揃えです。ナイスなマーケット・セグメンテーション。中にはちらほら、以前僕が購入を検討したものも含まれています。

ああ、僕がターゲットだったのね。他人とはちょっとは違う趣味嗜好を持っていたつもりだったけど、所詮、ステレオタイプな人間だったのね、と実感。

残念ながら可処分所得少ないですけれどねっ。

コダワリについて考える#4

独り言。会社×××って大変なのねぇー。

独り言をわざわざウェブに書くな、って思うかもしれませんが、こっちはあくまで独り言のつもり。人の日記を勝手に見てるのは貴方達でしょッ!なーんて。

ブランドの話が出たところで。最近、「ブランド広告」(内田東著、光文社新書)という本を読みました。味の素やらソニーやらの広告例を紐解きながら、企業のブランディングについて解説しています。勤め先がテレビ局の近くなので、こういったいわゆる「ギョーカイ系」の本が多いのです。

簡単にいうと、ブランド戦略は時間がかかるので、しっかり目標をたてて繰り返しアピールしましょう!的なことが、それこそ何度も何度も述べられています。例えばコカ・コーラは何年も続いていたテイストを一新してブランド力を失ってしまったとか、桃屋では長年CMの声を勤めていた三木のり平が亡くなったことで、ブランド力を維持するのに苦労したとか。

コダワリについて考える#3

いきなりのカミング・アウトで恐縮ですが、僕は普通のサラリーマンの倅にもかかわらず、いわゆるボンボン男子私立高校で青春を送りました。まわりは医者の息子や社長の息子が多く、当時全盛を迎えていたバブルとあいまって、ヴィトンやらハンティング・ワールド(なつかしー)、ヴェルサーチなどが乱れ飛ぶスサマジイ世界でした。所詮は高校生ですから、そういったブランド品そのもののデザインを評価して買っているというよりも、「これン十万するんだぜー、凄いだろー」的な、高価であることにステイタスを感じているように思えました。今考えるとほほえましい。

彼らの名誉のために付け加えさせてもらうと、彼らは現在、素晴らしい家庭人になっています。むしろ、僕なんかよりよっぽど地に足のついた生活を送っていたりして…また、当時も人に気を使えるナイス・ガイでもありました。

それはともかく。そういったモノを見せつけられると、「なんでこれはそんなに高いの?」という疑問が沸いてきます。尋ねてみると「ヴィトンのバッグはライターで火をつけても燃えない」「ヴィトンのバッグは水に沈まない」、はては「アルマーニのジーンズは足が長く見える」などなど…本当かどうかは知りませんが「ブランド品の品質伝説」とも呼ぶべき答えが返ってきた記憶があります。高校生にとってみれば、パブリシティに出てくるブランド・イメージや、デザインの優劣の判断は難しいけれど、品質の優劣は分かりやすい指標であったという事なんでしょう。

雪印のスノー・ブランドの例を出すまでもなく、ブランド・イメージの土台は徹底したクオリティー・コントロールであることは間違いありません。そして、「男のコダワリ」はその延長線上に位置していることも。「この時計は、千時間の耐久テストをクリアーしてるんだぜー」と自慢している30歳の僕と、ヴィトンのバッグは燃えないと言っている高校生、本質的には何の違いもありません。

男ノコダワリ

カバンはゼロ・ハリバートン、コートはアクアスキュータム、時計はバシュロン・コンスタンタンで、万年筆は…(よう知らん)。みたいな「できる男のコダワリ」。僕も興味持って調べたりするのですけど、調べる過程で満足してしまって買うには至らないタイプ。だって高いんだもん。

こういう身の回りのものにコダワる男って、女性の目にはどう映るのでしょうか?ひらたくいうと、モテるんですかねー?昔、ある人に「女はねー、男の人のサイフを見るものなのよ」と言われてへぇと思ったことがあります。生憎そのアドバイスは生かされないまま現在に至っていますけど。だって、サイフって高いんだもん。

そういったコダワリ商品を買う動機の一つに、「そういった良いものは一生使えるモノだから、結局は安く上がる」というのがあります。つまりイニシャルコストをとるか、ランニングコストをとるかという論理にすりかえちゃうんですよね。

でも、最近の安物はよくできていて、そう簡単にはダメにならない。結局、安いものでも大事に使えば一生使えちゃったりするんです。

コダワリ



29日付の日記、一部先走った表現があったので、伏字にしてみました。なんか、GHQな気分です。

敢えて名前は挙げませんが、最近、書店では、男性向け「趣味の雑誌」とも言うべき雑誌を多く目にします。特集はインテリアであったり小物であったりするわけですが、これらの雑誌のターゲットと言うのがイマイチ見えてこない。どうなんだろーねー、なんて友人と話していたら「『何かにコダワリたいけど何にコダワっていいか分からない人』がターゲットなんじゃない?」なんて意見がありました。辛口ではあるけど、何か言い当てているような…確かに、これだけカルチュア誌が書店で平積みになっているのを見せつけられると、「なにがなんでも何かにコダワらなければ時代に乗り遅れてしまう!!」的なプレッシャーを感じます。さあたいへん。

こう書くとまるで僕がコダワリ派で、コダワレ無い人々を見下しているような言い草ですが、決してそうではありません。僕自身も、結局なんにもコダワっていないような気がするからです。レコード、写真、カメラ、アート、時計、クルマ…いろんな事に首を突っ込んできましたけど、大抵のマイブームは1-2ヶ月で過ぎ去ってしまい、結局中途半端に終わってしまっています。僕自身もコダワリ・ノマドなのです。

3ヶ月?ぶりの雑文です。



ご無沙汰です。

最近日記も止めて、リーマン生活に精を出しているかと思えばそうでもなく…。忙しい忙しい言いながらも、多分もっと忙しい人も居るだろうな―と思う程度に忙しく。主に、グラビアアイドルをチェックする毎日です。

「日記、時計で終わってるよね―!」と言われることが多いので、今日の絵も時計にしてみました。タグ・ホイヤーの前身、レオニダス名義のレーシング(的な)機械式ウォッチ。安っぽさ爆発ですが、結構気に入ってます。

「重大な決心って何?」としばしば聞かれますが、大した事ではありません。この雄大な宇宙の営みに比べれば、太陽がダイバクハツする程度のチッポケなことです。微妙な例えでスミマセン。

では、また明日?

うーむ



忙しく、また充実した毎日を送っております。ところで、私、東福ダイスケは、つい先日重大な決心を致しました。まあ発表するのはまだ先として…

先日の写真の時計は1973年1月、亀戸精工舎(現セイコー)製。僕の誕生月と一緒と言うことで、大切にしてます。今日の方は英国製…のようですがナゾ。「タイムチェーン」というイカスブランド名が泣かせます。3000円程度で購入したものですが、文字盤のデザインが気に入って、時計本体より高いベルトに替えたりして大事に使っています。

「日本版」の魅力#2

昨日の画像は「バーバレラ」の日本版ポスター。上のキャッチコピーが泣かせます。クリック拡大して見てみて下さい。

日本では物質的な豊かさを目指すあまり、今までデザインをないがしろにしてきた。家電製品なんて外国のモノの焼き直しばかり。今まで無かったデザイン文化をこれから耕していこう!ヴィヴァ!デザイン!…というような売り文句で、デザインモノが溢れつつある昨今。日本人の中にはどうも、デザイン・コンプレックスというか、デザインを軽視してきたという負い目を感じている所があるようです。

デザイン家電、という言葉があります。世の中にあるプロダクト製品は、全てデザイン(=設計)されたものですから、これはなんともおかしな言葉です。グッドデザイン家電、イカすデザイン家電、デザイナーズ家電と呼ぶなら話は分かりますけど…まあ、シンプルでモダンなデザインの家電製品をそう呼んで区別しています。まあね、確かにクールなデザインで欲しくなるものも多い。

「日本版」の魅力

ああ、他にもありました。すっげぇプライベートな事なんですけど…
・友達&自分の誕生日パーティ@ぼんさい屋
・軍艦住人(メラニー&マホコ)誕生日パーティ@軍艦マンション

その、軍艦マンションでのパーティーで残した機材を取りに、昨日軍艦に行ってきました。とはいえ車が壊れちゃってるので、レコード一枚だけ持って帰ってきただけなんだけどね。

日曜日の夜、住人のマホコ(フロム・ドイツ)と一緒に親子丼(ペアレンツ・アンド・チルドレン・ボウルと呼ぶ)を作ってテラスで食べつつ、日本文化について語らっておりました。彼女は、イギリスの「アーキテクチュラル・ワールド」誌に日本の建築デザインの記事を寄せたりと、日本のデザイン・シーンをヨーロッパに紹介する活動をしています。

ドイツ在住時代から日本建築界の鬼才・渡邊洋治の大ファンで、その代表作である「軍艦マンション(正式名は「ニュースカイビル:鉄のマンション)に住みたい!」と不動産屋に乗りこんだという逸話の持ち主。(そこらへんの経緯は雑誌「10+1」(TOTO出版)に彼女自身によるエッセイが載っていますので御参照)まあとにかく生粋の70年代日本マニアな訳です。

日本のデザイン・・・建築でも、グラフィックでも、アートでも当てはまると思うのですが、東京オリンピックや大阪万博のあたりにピークを迎えます。それ以降、段々とスローダウンしていってしまう。それは何故か?正確なことは分からないけれど、社会的にイケイケドンドン状態の熱狂的な時期が終わってしまった事、それに加えて才能有る若者がデザイン以外の分野…マンガ/アニメ/ゲーム等のジャパニーズ・サブカルチュアの世界、まあこれも広義のデザインではあるのだけれど…に行ってしまった事があるんだろうな、と思っています。

つづく

未来セクシー#4



これがそのポスターのヨーロッパ版…と推測されるモノ。ジェーンは、ちょっとポッチャリ気味に描かれています。立ち方もチョット内股で、女の子っぽいですしね。

ごめん、今日は限界デー。

未来派セクシー#3



未来派セクシーの話へやっと戻ります。

マンガ「コブラ」がそんなに画期的な作品だとしたら、もっともっと有名であっても良いはずだ、日本人がそんな世界を作り出していたのなら、「新しい歴史教科書」にも載せるべきだ!と思いつつ、本のページを繰っていたら、発見致しました。

60年代のお色気セクシーバカSF映画、ジェーン・フォンダ主演、バーバレラのポスター(アメリカ版、クリックで拡大)。60年代のデザイン本では、サイケデリック文化の影響を示すものとしてしばしば紹介されるモノです。ジェーン・フォンダがまとったコスチュームや髪型、少し腰の入った立ち姿など、明らかに影響が見て取れます。うーん、これネタ元!?と嬉しくなってしまいました(つづく)。

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