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渡邊洋治/軍艦マンション Archive

渡邊洋治#4 第5スカイビル

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カルト的な人気を誇る「昭和新宿系」建築家、渡邊洋治。このニッキでも何度か紹介させて頂いている。決して美しいわけでもなく、時代を感じさせる明確なコンセプトがあるわけでもなく、テクニックがあるわけでもない。ただただドロドロとした情念とエネルギーが渦巻いている作品群。鬼才、という呼び名がこれほど似合う人も居ないのではないだろうか。

渡邊氏のドローイングを管理されている佐藤さんから、「第5スカイビルの解体前の写真が見つかった」と、スキャンしたデータを送って頂いた。第5スカイビルは、「軍艦マンション」こと第3スカイビルほど有名な作品ではないが、渡邊氏らしい特異な外観をもつ。傾斜し、頂部に動物の頭のような櫓が飛び出る前面、ウロコのようにバルコニーが連続する背面、建物から跳ね出すボイラーの煙突...。生物的、しかし柔らかさはない。アルマジロのように甲冑をまとった生物を連想する。

写真は24枚ある。入口のシャッターは下り、人気はない。解体前の記録として、フィルムの1ロールを使い切ったものだろう。画角からは、撮ったのは設計者であることが窺える。ひょっとしたら渡邊氏御自身かもしれない。(追記:第五スカイビルの解体時期は今のところ不詳。ビル自体は1971年竣工で渡邊氏は1983年に没しているが、写真を見る限り、建物は20年は経過しているように見受けられる。そのため、残念ながら撮影者が渡邊氏である可能性はとても低い。)

所有者の許可が頂けたので、24枚全てを掲載します。写真の経年変化も「味」だと思って御覧下さい。昭和だねぇ...

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渡邊洋治とその作品

watanebe_poster.jpg
(クリックで拡大します:約460KB)

昭和を駆け抜けた鬼才、渡邊洋治。

2月中旬に、早稲田大学建築学科のOB組織、稲門建築会主催で展示会およびシンポジウムが開催されます。渡邊洋治縁の建築家達が参加するシンポジウムは2月6日、18:30~、早稲田大学理工学部にて。私も、在京の折には是非行きたいと思っております。詳細は、上のポスターを参照ください。

このページのお陰で、私も少しだけ企画のお役に立てたようです。

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軍艦ビルと軍艦マンション

ダヴィンチ、「軍艦ビル」1430億円で購入

 不動産ファンド運営のダヴィンチ・アドバイザーズは通称「軍艦ビル」と呼ばれる旧秀和の芝パークビル(東京・港)を取得した。米モルガン・スタンレー系の不動産ファンドから1430億円で購入し、単独物件では国内最大級の不動産取引となる。日本の不動産市場にファンドを通じて大量の資金が流入していることを象徴する動きといえそうだ。

 取得したのは旧秀和が1982年に建設した地上14階建て(延べ床面積約10万3000平方メートル)の大型ビルで、建物の幅が140メートル(奥行きは50メートル)と長いため、軍艦ビルと呼ばれることが多い。最近までダイエーが東京本部を置き、現在は企業年金連合会や日本NCRなどが入居する。モルガンが運用する不動産ファンドが私的整理を受けた秀和の再建スポンサーとなり、同ビルを所有していた。 (16:00)

以上NIKKEI NETより引用

最近、知人の方から「軍艦マンション、外資に売却されたらしいですねぇ」という話を聞きました。えっホント?そんな話聞いた事ないけど?と調べてみたところ、西新宿の第2スカイビル:通称「軍艦マンション」ではなく、浜松町の芝パークビル:通称「軍艦ビル」だということが分かりました。ダイエー本部があった巨大ビル。

話を聞いた時は、なんちゅう酔狂な外資だよ、と驚かされました…

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渡邊洋治#4

さて、「渡邊洋治オフィスツアー」、建物の中へ入ります。

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撮影:ホフマン

入口ドアには鉄板がリベット留めされています。非常に小さく、一瞬どこがメインの入口なのか戸惑いますが、凝った意匠で存在感を主張させ、判別できるようにしています。この建物、全体的に開口部は小さく抑えられています。

watanabe_door_knob.jpg
撮影:ホフマン

愛らしいデザインの金物は、新橋の老舗、堀商店によるものだとか。

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渡邊洋治#3

アクセス解析によると、「軍艦マンション」のキーワードでやって来る方がかなり多いようなので、「渡邊洋治/軍艦マンション」のカテゴリを作りました。

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先週末行った「渡邊洋治オフィスツアー」。ちょっと時間を遡ります…佐藤さんが「久しぶりに軍艦マンションに上ってみたい」とおっしゃるので、待ち合わせ場所は、マンションの屋上になりました。住人でもあるホフマン真帆子の了解を得て、屋上に上がり、待ち時間を利用して初めてのCubic VR撮影。

私有財産なので当たり前の事ですが、軍艦マンションの部外者の立ち入りは禁止されています。(勝手にズイズイ入っちゃダメ!不法侵入ですよ!)というわけで、VRにてどうぞお楽しみ下さい。

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渡邊洋治#2

先日のニッキで報告しましたとおり、建築家:渡邊洋治氏(以下敬称略)の甥御さんにあたる佐藤さんの案内で、東京某所に渡邊の生前の状態まま保存されているオフィスを見学してきました。映画「マルサの女」にも登場した個性溢れるビルです。

watanabe_yoji_office.jpg

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「探偵ファイル」に

「探偵ファイル」に、軍艦マンションの記事がアップされていました。

今でこそ周囲に高いビルも立ち並び、あまり目立たないですけれど、下を歩いていてふとビルの隙間から覗く姿は、やはりインパクトがあります。

中国でエンターテイメント情報に飢えている僕としては「探偵ファイル」は貴重な情報源です。

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渡邊洋治

gunkan.jpg

絵画や彫刻などのファイン・アートとは違って、建築には作家に内在する世界を存分に表現した作品、というのは少なめです。クライアントの金を使って建てるわけですし、技術的な側面も強いし。建築を一つの表現活動としてみると、かなり制約が多いと言えると思います。まあ、絵の世界でも、作家達はパトロンの要望を受け入れながら自分の表現を試みていたわけですから、全く自由、というわけではなかったでしょうから、あくまで程度の問題ですけれど。

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「日本版」の魅力

ああ、他にもありました。すっげぇプライベートな事なんですけど…
・友達&自分の誕生日パーティ@ぼんさい屋
・軍艦住人(メラニー&マホコ)誕生日パーティ@軍艦マンション

その、軍艦マンションでのパーティーで残した機材を取りに、昨日軍艦に行ってきました。とはいえ車が壊れちゃってるので、レコード一枚だけ持って帰ってきただけなんだけどね。

日曜日の夜、住人のマホコ(フロム・ドイツ)と一緒に親子丼(ペアレンツ・アンド・チルドレン・ボウルと呼ぶ)を作ってテラスで食べつつ、日本文化について語らっておりました。彼女は、イギリスの「アーキテクチュラル・ワールド」誌に日本の建築デザインの記事を寄せたりと、日本のデザイン・シーンをヨーロッパに紹介する活動をしています。

ドイツ在住時代から日本建築界の鬼才・渡邊洋治の大ファンで、その代表作である「軍艦マンション(正式名は「ニュースカイビル:鉄のマンション)に住みたい!」と不動産屋に乗りこんだという逸話の持ち主。(そこらへんの経緯は雑誌「10+1」(TOTO出版)に彼女自身によるエッセイが載っていますので御参照)まあとにかく生粋の70年代日本マニアな訳です。

日本のデザイン・・・建築でも、グラフィックでも、アートでも当てはまると思うのですが、東京オリンピックや大阪万博のあたりにピークを迎えます。それ以降、段々とスローダウンしていってしまう。それは何故か?正確なことは分からないけれど、社会的にイケイケドンドン状態の熱狂的な時期が終わってしまった事、それに加えて才能有る若者がデザイン以外の分野…マンガ/アニメ/ゲーム等のジャパニーズ・サブカルチュアの世界、まあこれも広義のデザインではあるのだけれど…に行ってしまった事があるんだろうな、と思っています。

つづく

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