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August 2009 Archive

大覚寺のレストラン

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1年ほど前から、出そう出そうと思いながらも、お蔵入りになっていた写真を引っ張り出してきた。

北京は、北側と西側を山に囲まれており、中心部からは、快晴の時には、その山並みを望む事ができる。仕事の関係で、その西北方向の山の中ほどにある大覚寺という古刹を訪れた。中国、特に北方の歴史的建造物は、故宮に代表されるような、大味、というか大雑把な配置をもつものが多いのだけれど、ついでにいうと都市構造からして大雑把だったりするのだけれど、この寺の伽藍は、山の斜面に張り付くように密度高く配置されている。小さな門をくぐりつつ、堂を巡りながら登ってゆくと、頂上の舎利塔に行き着く。そこからの眺めはなかなかのものだ。

面白いのは、そんな境内の中の堂の一つが、紹興料理のレストランになっている所だ。紹興は、この寺にも、北京にも、歴史的に何の繋がりもない。このレストランだって近年にできたものだろう。日本だったら、こういった場所には、ご当地の歴史ある料理を出す店が入るものだろうが...。とはいえ、料理はなかなか美味しく、また、内装も様式的にはやや混乱しているものの、オリジナルの建物を生かした雰囲気の良いものになっている。

現在の北京の中心部には、このような情緒ある場所は非常に限られてしまっている。やはり、文化大革命によって多くの歴史的遺産が打ち壊されてしまったのが大きいのだろう。特定のイデオロギーを社会に敷衍させるには、純粋で、パワーが漲る若者を感化し、組織化して社会に放つのが効果的らしい。ナチスではヒトラーユーゲント、ファシスト党ではバリッラ、そして文化大革命の時には紅衛兵。若く、毛沢東を狂信的に崇拝する紅衛兵たちは、片っ端から知識人を引っ張り出して弾圧し、建物や文物をぶち壊していった、という事になっている。恐れられた存在だが、さすがにガキであることには変らなかったか、市街から距離のある大覚寺は破壊を免れたようだ。

最近、文化大革命時代に北京に滞在していた著者による「中国料理の迷宮」という本を読んだ。王朝時代からの中国料理の変遷、特に北京料理にフォーカスして書かれた本なのだが、文化大革命時代の記述が面白い。街の食堂のみならず、現在繁盛しているような北京の有名店も、多くが閉鎖に追い込まれたらしい。運良く閉店を免れた店も、店名を変える事を強制され、質素な革命食を紅衛兵に供していたようだ。民営の食堂がようやく認められたのは改革開放後の84年。生き残った老人や、コックたちにレシピを教わりつつ、中国の「食」は再起動したのである。

現在、北京にはレストランが乱立してシノギを削っている。共働き夫婦も多いため、外食率も高い。でも、これらの味も、習慣も、せいぜいここ20年ちょっとの間に、断絶からよみがえったものに過ぎないということだ。中国は、支配者が変わるたびに、社会をリセットし続けてきた。その度毎に古い文化は新しい文化に吸収・同化されるなり、支配者のものに刷新されてきた。岡倉天心を始めとした日本の文化人たちが胸を張ったように、むしろ、中国文化を断続的に吸収してきた日本の方にこそ、中国文化が地層状に保存されている。だいたい日本語自体がそうだ。日本語の漢字の「音読み」が複数あるのだって、色々な時代の発音が日本語の中に蓄積されて行ったものなのだから。

次にいつ、中国の社会がリセットされるかは分からない。それを僕自身が乗り越えられるかも分からない。でも、その時、中国人たちはいたって平気であろうことは間違いない。

北京の古刹の中の紹興料理店。僕は違和感を感じたけれど、同行した中国人達はそうでもない様子だった。

中国料理の迷宮 (朝日文庫)

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ありがとうございました

  • August 24, 2009 2:31 PM
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土曜日の麻布十番祭り、今回も沢山の方がいらして下さいました。
ありがとうございました。また来年!

※洗濯機で丸洗いしてしまった携帯は、丸一日放っておいたら復活しました。皆様、お手数をおかけしました...

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オリンピックより1年。

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現在、北京より移動中。明日のお祭りはよろしくお願い致します。

オリンピックからはや一年。お恥ずかしいことに、先週になって、やっと「鳥の巣」と「水立方」に行った。鳥の巣は50元、水立方は30元の入場料を払えば、見学する事ができる。週末だったのもあるけれど、凄い観光客の数だ。コンサートやスポーツイベントがあるわけでもないのにこの人出。未だかつて、これだけの観光資源になった現代建築があるのだろうか。合理的でない構造、資源の無駄遣い、いろいろ言われた建物だが、見学の入場料だけでモトが取れてしまってるのでないか。ムダなものこそが歴史に残る、というのは本当かもしれない。現代版万里の長城。

せっかくなので、工事中に撮った写真と今回撮った写真を並べてみる。これらの建物の完成前は、現場の中で撮影した写真を載せる事は控えていたけれど、もういいだろう、という勝手な判断です。

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北京ぽいお店

先週末、日本からのお客さんを案内して、「四合院改装系」(と勝手に呼んでいる)鼓楼周辺のバー/レストランを案内した。仕事は、ビジネス街などでする事が多いので、こういったエリアに来る機会は、あっても夜になってしまう。昼間から、四合院の屋根の上や中庭で飲むビールの味はなかなかいい。

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THE DRUM & BELL (在北京鐘楼和鼓楼脚下的珈琲)
カフェバー。かなり前からある。

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Dali Courtyard Restaurant(大里院子)
雲南料理。いつも満杯で要予約。100元のコース料理のみ。夜はガイジンだらけ。

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9月末は天津へ来ませんか。

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Kemukujara"毛人"04 @ Club Nic / Tianjin

09/09/26[Sat.] 21:30-29:30

Venue: "Club Nic", Tianjin, China
天津市和平区睦南道143,画国人創意空間地下
Heping district, munan road No143, Tianjin, China

DJs:
LYDNB
DJ Jonny
GangGang
Daisuke Tofuku
MC Monky

*******************

1ヶ月先の話ですが、天津で行われるイベントに参加させてもらいます。天津は巨大な貿易港ですし、日本からはトヨタ、フランスからはエアバス、などなどが進出してきているので、多くのガイジンが跋扈しています。まあ、僕もそんなガイジンの一人なんですがね。かなりインターナショナルなパーティ、らしい。すっかりオッサンになり、音楽を流すより加齢臭を垂れ流す方が得意になりつつある昨今ですが、僕自身も久しぶりのDJを楽しみにしています。

音はいろいろ。ムンベーとかテックハウス、ファンクもかかります。僕がかけるような音圧の低い音楽は、かき消されてしまいそう。勝てるのはサンバくらいか。

9月末、北方中国はとっても良い季節ですので、これを機会に一度いらっしゃいませんか?お待ちしてます。

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今年の麻布十番祭りは!(詳報)

  • August 18, 2009 12:42 PM
  • news

例年通りユルーくやります。

なお、これまた例年の事ですが、ほぼ一切、御招待はお送りしておりません。のべつまくなしに招待しまくり、大混雑になった事がありまして...。たまたまこのページを見た方のみの御招待です。とはいえ、もちろんお誘いあわせの上お越し下さってけっこうですよ!

■十番ラウンジ'09 @ worklounge 03-

8月22日(土) 15:00~25:00(頃、お祭り自体は21:00までです)

場所:worklounge 03-
東京都港区東麻布3-8-8明商ビル703
地下鉄南北線/大江戸線:麻布十番駅6番出口から徒歩30秒(エネスタの入っているビルの7階)
地図[pdf]
Tel: 03-3583-3934

DJs:名倉和哉 a.k.a. "N氏" from P-Vine records、東福大輔、iPod、iTunes、他

Free but drinks!
Drink: 御持参下さい。ついでに我々のぶんも。
Food: 東福製「恒例カレー」、その他、食べたいものを持ち込んで頂いても結構です。

Link
麻布十番納涼祭り公式ページ

※なお、企画は変更になる可能性があります。
※例年、皆さんいらっしゃるのは、6時頃~です。あんまり早くいらっしゃっても、準備が出来ていないことも...
※ビルの共用部では、お静かに!

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