会田誠 / I'm working on huge paintings in Beijing. / 我在北京画大画


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また日本へ戻っています。来週の月曜日には北京へ再び向かいます。

名古屋にて、ある経営者の方と話をしていた時に、建築設計業やデザイン業のつらさ、みたいな話になった。技術の進歩が著しい分野、たとえば生産システムの開発等では、頻繁にシステムをアップデートする必要がある。また、システムに不具合が出た場合は、生産ラインが止まってしまうので、納品後もメンテナンス契約を結ぶことになる。利益としては薄いかもしれないが、そういった仕事のお陰で、経営が安定するんだよな、それにひきかえデザインは仕事を取り続けなきゃならんもんなぁ、つらいよなぁ、そんな話だった。

もちろん、建物の設計にしたってアフターサービスはある。自分の設計した建物の近くに行く機会があれば、立ち寄る機会を作るし、施主から緊急連絡があれば飛んで行く。幸い、僕が設計した建物で深刻なクレームが出た事は無いが、クレームとは行かないまでもココはもうちょっと使いやすくしたい、そんな要望を受ける事は多い。まあ大抵の場合、無償での対応になるので、お金が入ってくる事はない。でも、そういう時は、完全に施主のモノになってしまった場所に入る、貴重な機会にもなる。

去年竣工したMizuma & One Galleryさんには、展覧会のたび、オープニングに呼んで頂いている。作家の方に直接お話を伺うのは非常に楽しい経験だし、なにより、自分が関わった空間が展覧会で活用されているのをみるのは嬉しい。

木村了子さんの 「Born to be Wild / 覚醒吧!野性」展は、通関でトラブっていた作品がようやく届き、完全な状態での展示になった。木村さん御自身は、模型まで作成して会場構成を考えたと仰っていたが、そのかいあって、ムリ/ムダ/ムラのない美しい会場構成になっている。会期は今週末までとの事なので、ぜひ足をお運び下さい。

その次の展覧会は、8月29日から。ミヅマアートギャラリーさんのスター作家の一人、会田誠さんの公開製作が予定されている。3m×7mの巨大な----日本のサラリーマンの死体とOA機器が累々と重なり合って灰色の山を成し、遠目には日本の伝統画の構成になっているーーそんな絵なんだそうだ(上の画像はその部分エスキース)。2年前の個展で発表されたスクール水着姿の少女達の「滝の絵」も、ここで同時に完成させるとの事。日本で同じ事をやったら大騒ぎになって製作どころじゃなくなりそうだ。会田さん御自身は「出来上がるまで帰れない。朝から晩まで淡々と描き続け、盛り上がりなどない。『写経』に近い、根気勝負の世界。」と言っているそうで、完成予定(目標?)は11月末頃との事。レセプションパーティーは完成時に行われる。

草場地のユルく流れる時間の中、どうやってこの絵が完成してゆくのか、時間を見つけて通おうと思っている。

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このページは、がJuly 30, 2009 3:58 PMに書いたブログ記事です。

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