Home > Archives > April 2009 Archive
April 2009 Archive
世界へ
- April 6, 2009 4:41 PM
- architecture/design | art | book | china

入口はディズニーランド風。色んな建築様式のミクスチャー。
ひょんな事から、北京の「世界公園」ツアーに誘われて行ってきた。ジャ・ジャンクー監督の映画「世界」の舞台になったテーマパークだ。この公園で働く若者達の青春を、淡々と、しかし情味あふれる映像で描く映画で、この公園も機会を見つけて行ってみたいなぁ、と思っていた。

映画にも出てくる桂離宮。劣化コピーだが、1分の1。あやしげなキモノで撮影することもできる。そこそこ人気もあって。日本は、公園の中でも扱いが大きい。

白く見えるのはタージマハール。

アンコールワットの前で記念撮影する観光客。

同行した人が、遊びにくる、っていうよりは写真を撮りに来てる、って感じだよね、といっていたが、まさにそのとおりで、全員が全員、そこら中で写真を撮りまくっている。何度か書いているが、中国の人達は写真が本当に好きだ。昔の日本人も、海外では首からカメラをぶら下げた姿で、風刺画に登場していたのを思い出す。

オセアニア。イースター島とシドニーオペラハウスが並んでいる。モアイ達は少々角張った顔をしている気が。スケールをもうちょっと揃えて欲しいよなぁ。

万里の長城。ホンモノが近くにあるだけに、再現度は高い。ていうか、車で2時間程度で行けるのに、ここにコピーする必要があるのかな。あるんだろうなぁ。

結婚記念写真を撮るカップルが3−4組居た。レフ板、メイクさん、カメラマンを引き連れて、かなり本格的。写真はフォトショップなどで加工され、製本される。これは台湾発のカルチャーらしい。中国の若者の話を聞いていると、婚前に行われる写真の撮影旅行の方が、新婚旅行よりも重視されているようだ。

このカップルは親戚も引き連れていた。お嫁さんは、顔を見る限り、たぶん新疆ウイグルとかそっちの方の人で、チープなイミテーションの世界で撮るのが勿体ないくらいの美女だった。あの旦那はないよねぇ、お金持ちなのかねぇ、とか見る方は好き勝手言っていた。

お約束。松原弘典さんの「北京論」によると、映画の中のエッフェル塔のシーンは深圳の「世界の窓」で撮られているらしい。向うはエレベーター付きの立派なものだが、こちらは梯子や急な階段で登って行く、少々しょぼいもの。上に登るのに別途15元が必要。200円以上ですよ。上の眺望なんてたかが知れている。日本の金銭感覚からいっても高い。

マンハッタンは、一応島になっていた。ウォルドーフ・アストリア、ロックフェラー・センター、クライスラー・ビル、エンパイア・ステート・ビルに加え、ワールドトレードセンターもある。ガラス部分は真っ青に塗られている。WTCって白いイメージがあるんだけど…まあ、実物を見た事無い人が作っているものだから仕方がない。
映画「世界」のファンの人は、行ってみると良いと思う。あの映画の中の若者達が抱えている、閉塞感とか、せつなさとかは、このチープなイミテーションの世界でしか表現できない。昔の日本にも、こんなのあったよなぁ、と、感慨にふけったり、このユルい世界にツッコミを入れつつ楽しむのもあるかもしれない。でも、入場料65元は少々高いかなぁ。
映画と言えば、最近、「スラムドッグ$ミリオネア」を観た。少々長めだが、良い時間を過ごしたなぁ、と思える映画。おすすめです。
- Comments (Close): 2
- TrackBack (Close): 0
世界 [DVD]
北京論―10の都市文化案内