Home > architecture/design > CCTVでなくTVCCのほうです。

CCTVでなくTVCCのほうです。

tvcc.jpg
これは建設中の写真。誤解なきよう。

昨晩は、花火が解禁されている最終日。市民達は買い貯めた花火を使い切るべく、町中でばんばん打ち上げていた。帰宅途中は、爆竹をかわしながら歩いて帰るほどの賑わいようで、外を出歩いている人も多かった。注意しないと服に穴があいてしまいそうな勢いで、そこかしこからバンバンと音がする。戦場ってこんな感じなのかな、などと思っていた。

夜中、寝る準備をしているころ、友人達から立て続けに電話が。建設中のTVCCが凄い勢いで燃えているという。部屋の隅で埃をかぶっていたTVを引っ張りだして慌てて繋いでチェックしてみたがどのチャンネルも実況されていない(香港系のフェニックステレビでは実況していたそうだ)。タワーリングインフェルノやホテルニュージャパンの時代じゃあるまいし、せいぜい一部の内装が燃えたくらいでそんなにデカい火災じゃないだろうと思ったが、今朝写真を見て驚いた。

昨晩のCCTVの放送では「構造に影響はない」みたいな事を言っていた(ように聞こえた)。すかさず「そんなに早く分かるかーい!」とツッコミを入れた。

CCTV/TVCCは、現場担当者に案内してもらって3度ほど見学している。7年近く費やした努力の結晶が、完成間際に焼け落ちてしまうなんて、彼らの落胆を想像すると、気の毒でならない。逆に言うと、完成前だからこそ人的な被害が最小限に抑えられたわけだが。

このビルの内部には、30層にわたる大きな吹抜けが存在する。そこが煙突の役割を果たして、大きく燃え広がったのだろう。通常、吹抜け部分には煙感知器と連動するシャッターがあり、そう簡単には煙突にならないように配慮されているが、施工中の現場では、もちろん作動させているわけがない。

昨日の市内の状況を見るに、市内で打ち上がる花火に乗じたテロである可能性も捨てきれないけれど、まあ、花火が火元なんだろう。その火の粉が内装工事現場の引火性の何かに燃え移り、煙突効果で燃え広がってしまった、というのが真相なのでは。ホテルの内装は、通常難燃性の内装を用いるが、これだけの火力だとひとたまりもない。

このビルには、CCTVのホール、大型のスタジオが低層部に入り、高層部はマンダリンオリエンタルが入居予定となっている。たとえ、構造が無事だったとしても、盛大に燃える様が世界中に配信され、傷モノになってしまったビルに有名高級ホテルが入居するとは思えない。ただでさえ北京のホテルは供給過剰だし、景気の後退で高級ホテルの需要も減っているだろうし。このビル、この先どうなるんだろうか…?

Home > architecture/design > CCTVでなくTVCCのほうです。

Search
Feeds

Return to page top