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January 2009 Archive

2月危機説、どうなるか

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1月30日
朝、午後の打ち合わせの準備、図面と書類をPDFで送り、事前に目を通しておいてもらう。こういう時に便利だよなぁ、今話題のインターネットって奴は。午後1時半から目黒近辺で打ち合わせ、午後3時から新宿近辺へ移動して打ち合わせ、夜7時からはその近くのドトールで打ち合わせ。その後、施主と食事して帰宅。途中、森美術館の展覧会に立ち寄ろうと思うが、下から見上げたら展望室の辺りがガスっており、日を改める事にする。やっぱ、東京シティビュー見たいじゃない?一人でもさ。
代わりにツタヤに行ってプロジェクトのための資料購入。コーヒーを啜りながら帰ってからも、アマゾンで資料を探す。

ニュースでは、識者が「中国2月危機説」を唱えていた。2月2日に春節休みが終わり、人々が大挙して大都市に戻ることになるが、仕事が無い。行き場を失った非正規労働者や、内定の貰えていない学生達が暴動を起こし、一挙に社会不安になるという説だ。さて、どうなるか。僕は、そんなありきたりのストーリー通りにはならないと思うな。

最近読んだ石川好「中国という難問」では、今、巷に出回っている殆どの中国崩壊論は外れるだろう、それほど中国は大きく、広く、深く、多い…虫の目と鳥の目を同時にもたなならん、というような事が書いてある。多少なりとも中国を知る者は、この話に概ね同意するのではないか。僕自身、プロジェクト毎に色々と予測を織り込みながら仕事をしている訳だけれども、その予測が当たったためしがない。皮肉な事に、そんな予測と格闘する姿が、中国人の施主を感心させる事になり、結果仕事をもらう、というケースが多い。

新建築の12月号では、構造家の川口衛氏が、北京の「鳥の巣」の構造の不合理性を説き、エネルギーの蕩尽を憂いていた。エンジニアの立場からの、敬意を払うべき意見ではあるが、その次の号の林昌二氏の「月評」が面白かった。いやいや、有事に備えて、ああいう形で鉄鋼を備蓄しているのかもしれないよ、隣国の大人の考える事は、小国の日本人からは想像つかないよ、というのである。中国のメンツを立てる為に、「将来リサイクルすれば良いじゃん」的な論理で、膨大な鉄鋼の浪費が許可される…あり得る、というか、やりかねない。林さんの想像力の逞しさに感心した。

もうすぐ12時。春節明けに、期待半分、不安半分。

中国という難問 (生活人新書)

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2回目のカプセルホテルと展覧会と

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1月27日
概ね寝倒す。久しぶりに寝たいだけ寝る。午後から実家で作業後、夜10時、高校の同級生と呑むために今池へ。彼は、僕の父が他界した時に、夜通し一緒に蝋燭の番をやってくれた人物でもある。当時、僕も若かったし、いろいろ重なってつらい時期でもあった。一人、暗く、広大な本堂の前庭でぼうっとしている時に、一升瓶を持って現れたその姿に救われる思いだった。親友、と呼ぶと嫌がるようなヘンクツな男ではあるが、それ以来、名古屋へ帰る時には極力会うようにしている。
名古屋の夜は早いが、朝までやっている飲み屋もある。2軒ハシゴして、朝5時。当然タクシー以外帰る手段はないし、36歳のオッサンなので始発を待つ元気も無い。友人の提案でカプセルホテルに泊まる事にする。人生で2回目のカプセル宿泊。結婚式、喫茶店のモーニングなど、「名古屋の○○は凄い」としばしば言われるが、充実した施設に驚く。風呂だけで7種類くらいあったか。一通り浸かってからカプセルに入り、記憶を失う。

1月28日
カプセルで目覚めると10時前。もう一度風呂に入り、朝食を取って実家へ。中学高校と通学に利用したバスに乗り帰宅。バスの本数が劇的に減っているのと、乗客が老人ばかりなのに驚く。実家近くの商店街は寂れに寂れ、シャッター街になっていた。荷物を整理して名古屋駅へ。そこは賑わっていた。家族の「同じ店なら名古屋で買った方が店員が親切でいい」との忠告に従い、高島屋でセール品を買って新幹線で東京へ。一度事務所に戻ってから、ミヅマアートギャラリーの棚田康司「結ぶ少女」展のオープニングへ。途中、三潴さんとの打ち合わせを挟みつつ、鑑賞。ギャラリーの小振りな空間に作品が注意深く配置されており、展示の密度は贅沢さすらある。「一木造り」で作られた彫刻をポキンと折ってしまわないかとドキドキするくらい。棚田さんは、作品のナチュラルさとは裏腹に、侠気のある爽やかな人物で、前回北京にいらした時の礼を言われる。そんな、僕は何にもしてないです、と思いながらもファンになってしまう。2次会のお誘いを受けて参加、その後、スタッフの方と恵比寿の「盆栽や」で呑み、「一風堂」のラーメンを食べて帰る。こんなに暴飲暴食していたら死んでしまう。中国に戻ったら雲水のような生活をしてカラダを浄化しなければ。注意:恵比寿のラーメン店「あふり」は水曜休みです。

1月29日
起床後、翌日の打ち合わせに備えた作業+帳簿関係。麻布十番の本屋で数冊。夜、休肝日と決めていたのに少々呑んでしまう。中国では断酒しなければ。東京滞在中にあと2回はプールに行きたい。現在午前0時30分。

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24-26日 名古屋

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毎日更新すると言っておいてすぐこれだ。

24日、経費関係の整理の後、区が運営する100円バスで港区スポーツセンターへ、日本の温水プールは中国に比べて暖かく、風呂に入っているかのよう。のぼせそう。中国に比べて混んでいて、みんな健康増進のために真剣だ。また、あれやっちゃいけない、これやっちゃダメと、決まりも多く、中国のクラブに慣れた自分には少々窮屈に感じる。設備は素晴らしい。帰り、田町の書店で新書を幾つか買う。夕方から、事務所で竹森君の企画した新年会に参加。建築系の人達が多い。日本の建材メーカーで働くフランス人女性の作ったチョコレートケーキがおいしかった。日本に居る「ガイジン」についての話等。皆が帰ったのは朝7時半。

25日、買った本を読みつつ名古屋へ移動。実家にホームステイしているアメリカの留学生と話す。日本の古建築、合衆国の政治等について。彼女はテキサス出身で、テキサス大学オースティン校で日本語を専攻。高校卒業後、セブンイレブンで8年間バイトしたのち、一念発起して入学したという。どれくらい特別な事なのかはわからないが、コンビニのバイトから有数の名門校に入学するなんて、そんなキャリアパスもあるとはと驚く。アメリカって、やっぱ凄い国かもしれないね。当然、オバマの話になるが、反応はイマイチ。さすが、共和党の地盤出身という事か。福音派などの宗教の話も聞きたかったが、デリケートな話なのでやめておく。

26日、誕生日。36歳になってしまった。中国は新年。母校の先生方へ挨拶。ゼミに顔を出し、中国、および自分のプロジェクトのスライドショーをやる。今の学生さんは、野心が無い、というか身の程を知りすぎて遠慮している感じがする。空気読み過ぎ。自分、少なくとも両親がカネを払って通っている学校なんだから、もっと好きにやればいいのにと思う。夜は、高校/大学の先輩で広告代理店を営んでいるMさんと錦の寿司屋へ。店のオーナーであるファンドマネージャーのK氏も話に合流。もちろん、メインのトピックは中国の話になる。楽しかった。実家へ帰宅。名古屋は地下鉄が充実したが、反面バスの本数が劇的に減った印象。つい最近まで、好景気だった街とは思えないくらい不便。

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23日のスケジュール

  • January 24, 2009 1:41 AM
  • none

AM 打ち合わせの準備など
12:45 原付で出発
13:00 打ち合わせ
14:30-16:00 施主と食事
17:30-18:00 前の職場へ
18:20 待ち合わせ
18:30-21:55 以前の同僚と青山で飲み。もつ焼き
21:30-24:00 同じく青山で立ち飲み、泡盛。
24:30-帰宅と思いきや ラーメン、ブログ、就寝
現在25:50

途中、何度かN氏に電話、T氏にバタフライの泳法教授
死んでしまいそうです。

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北京空港

  • January 22, 2009 1:52 PM
  • china

けっこう混んでます!空港地下鉄で座れなかったのは初めての経験。
チャイナモバイルの有料Wifiは、なかなか調子がいいです。
搭乗したら、あっというまに成田です。そこからが遠いんだけどさ。

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>N氏@カンヌへ。こりゃ買わなくなるよ。

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久しぶりに音楽の話題。

みんな大好きN氏が、毎年冬恒例、フランスはカンヌで行われているMIDEM(国際音楽著作権見本市)に行っている模様。もう、10回近く行ってるんじゃないか。さすが日本を代表するカリスマ・ミュージック・バイヤーである。世界のキタノと並ぶ、カンヌの顔と言ってもいい。そんなN氏のミクシィ日記では、彼の高感度アンテナにキャッチされた現地の最新情報が次々とアップされている。出発前の「持って行くパンツが乾かない」に始まり、「パンツが無いからいっその事パンツになりたい」「今回のホテルは駅前で便利だけどショボい」「満腹で死にそうです」「ズボンのボタンが飛びました!」等。写真は食い物ばっかり。音楽バイヤーも、彼くらいのクラスになると、音楽にとどまらず、衣食住をトータルにバイイングするということか。音楽だけ買いつけてる視野の狭いバイヤーに爪の垢を飲ませてやりたいね。

ま、そろそろ音楽の話もしてください。MIDEM、もう終わっちゃったみたいだけど。

ところで、年末のイベントのために、久しぶりに音楽の機材を購入した。BEHRINGER BCD3000、デジタルDJ用のUSBコントローラー+インターフェース。パソコンに入っている音楽でDJをするときに、マウスぽちぽちやってたんじゃあ、不便だし、ちょっとカッコつかない。そんな時に、これを繋ぐとやりやすいですよ、という機材。

現役の音楽人は、今さら何言ってるの?って感じだろうが、使ってみると、すっごいのな、これ。DJの世界から遠く離れていた間に、こんなに技術革新してたのね、とビックリした。この機材が3万円弱。ソフトウエアを合わせても6万円しない。さてDJやるぞ!と、20万円くらい投資していた時代からすると、隔世の感がある。デジタルの方が全然便利じゃん!

N氏は、音楽業界は構造不況ですよ、といつも言っているが…PERFUMEを繋ぎながら、いやほんと、こりゃLPどころかCDすら買わなくなるよ…と思った。ダウンロード販売一人勝ちだわ。こりゃ音楽産業変わっちゃうわ。(音楽関係者の方、本当に本当に、いまさらですみませんが)構造の変化の深刻さを、あらためて感じた。

「僕は最後の日までヴァイナルを買い続けますがね!」と鼻息荒く言いつつ、ディスクユニオンで買った田原俊彦「刺激的サンバ」のレコードを勢い良くスピンしていたN氏。その今後の動向が、音楽業界の進むべき道を教えてくれるに違いない。

明日より10日間ほど日本です。この10日間は、がんばって毎日更新したいと思っています。

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2009年の中国がどうなるのかは春先に分かる…らしい

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今年の春節は1月26日。年の瀬だ。今進行中のプロジェクトでは、年内中に上層部の承認を取り付けるために、モックアップの製作が急ピッチで進められている。なかなかのクオリティーだ。承認が出れば、春節後に同じものが50基以上、作られる事になる。

世界を吹き荒れる不況の嵐。中国だって無関係ではないどころか、むしろ影響は深刻なはずなのだが、北京の人々はいたって強気だ。銀行は大手の事業体に対しても貸し渋り、資金繰りが悪化して工事を停止しているディベロッパーも多いが、その当のディベロッパー達も、政府の緩和政策が功を奏して春先には復調すると読んでいると聞く。日本の投資マインドが、世界で一番「マシな」状況の中で冷え込みまくっているのとはえらく対照的だ。良いか悪いかはさておき。

バブルな状況を呈していたアートの世界はどうなるか。798芸術区も、どこそこが撤退するとかどうとか、良からぬ噂が飛び交っているようだ。やばいよなぁ、そりゃあんな状況はいつまでも続かないよなぁ、なくなっちゃうのかなぁ、なんて思っていたが、先日、UCCAのDior展を見て、多少楽観的な意見に変わった。この展覧会、もちろん経済ショックの前に企画されたものだろうが、質、量共に素晴らしいものだった。798には、施設的にも、人材的にも、既に、UCCAという核が出来上がっていると感じた。プラットフォームが確立された以上、去年ほどの盛り上がりは無いにせよ、芸術区はエスタブシッリュされた形で残っていくだろうと思う。春先のアートフェアが開かれる頃には、もう少し状況がハッキリするのではないか。

肝心の建築設計の仕事はどうなるか。短期的には、これまた、ディベロッパー達のいう春先を待つほか無いが、中長期的には、かなり厳しい状況が待ち構えているのではないか、と思う。中国のディベロッパー達は、成熟し、プロ化してゆくフェーズに入っている。本来、不動産会社の物件は、分厚い仕様書によってがんじがらめにされ、それに従えばほぼ自動的に空間が決まってしまうというような性質のものだ。そんな凄まじいプロフェッショナルな世界で、比較的経験の少ない建築家達が仕事ができていたのは、中国経済の勃興だけが理由ではない。やはり、中国のディベロッパーが未熟だったという事が大きかったんだろう。事実、建築家を起用し続けてきた野心的なディベロッパー達も、最近は大規模な組織事務所へと発注先をシフトしていっている。ほとんどの個人事務所では、外装のパターンを弄くったり、テナントの内装や、小さな付属施設をデザインしたりするような仕事が中心になるだろう。これは、ディベロッパーと政府、ほぼ2種類のクライアントしかいない中国の市場ではかなり痛い。

若い設計者が、何万平米という物件を腕を振るってデザインする、という夢のような時代はとうに終わってしまっている。急いでこちらもプロ組織化するか、デザインを商品として売って行くか、政府系の仕事を取りに行くか、あるいは第3の道を探るか。まだまだ、他の国に比べてチャンスが多い場所ではあるけれど、今年は将来の身の振り方を考える年になるだろう。今は考えていないけれど、日本に拠点を戻す、という選択肢が浮上してくる可能性もある。まあ、なんとかなるさ。楽観的に構えてはいるけれど、フットワークは軽くしておいたほうがよさそうだ。エンジョイ・ザ・パーティ、ただし出口のそばでね。

春節に合わせ、1/22〜2/2の間、日本に戻ります。東京、名古屋に立ち寄る予定。刺身が食いたくて仕方がありません。

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海南島

中国では、近年、年末年始に休みを取る習慣が浸透しつつある。とはいっても、すぐ後に旧正月の大型連休が控えているので、三が日を休む程度。この休みに合わせて、慰安のための行事を行う会社も多いという。日本では、よっぽど結束力の強い会社くらいでしか慰安旅行なんてしないと思うけれど、中国では、スタッフのモチベーション維持のためにも、こういった社内行事は大切らしい。みんな数週間前から楽しみにしていた。日本も、昭和の頃はこんな感じだったのかなぁ。他の設計事務所の慰安旅行に便乗して、超弱小設計事務所の我々も慰安してみた。

4泊5日で一人3000元(4万円強)。バス、食事、ほぼ全て込み。殆どの食事は中国風…例えば朝食は、飯もしくは粥、饅頭/マンジュウじゃなくてマントウの方、焼きソバ、ゆで卵などの、炭水化物を中心にしたメニュー。まともなホテルの朝食は1度しか無かった。やたらと買い物ポイントに連れて行かれるし、たぶん中国では安ツアーの部類に入るんだと思う。少々割高に感じるが、中国人にとってもそうらしく、ほぼ同じ予算でタイやマレーシアへの旅行ができるとあって、最近は海南島旅行の人気は下降気味だという。

海南島は、北京から飛行機で4時間弱と、実は東京より時間がかかる。慰安旅行とは言え、家族ぐるみでの参加となる。恋人や配偶者をつれて来ている人も多い。幹部クラスは、両親を連れてきていたりもする。総勢30人強のツアー。

個人的には、旅行会社を通じて行って、現地でオプショナルツアーに参加した事は何度かあるが、フルパッケージのツアーは初めて。朝早く(6時半起き!)から晩まであちらこちらへ連れていかれ、かなり過酷な旅だった。全然バカンスになっていなかったけれど、中国人の団体旅行客に一人混じって色々観察しているのは、なかなか面白かった。

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海南省の省都、海口に着いたのは大晦日の夜。けっこう肌寒い。誰だ、海南島は暑いと言った奴は!と毒づきながらカウントダウンして乾杯。

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微妙な合成写真が跋扈する中国。もうちょっと頑張ろうよと思う。

元旦、スキューバダイビングの体験コースをやってみる。30分で500元くらいで、一人に一人、インストラクター?がついてくれる。少々海がしけていて、海の透明度はイマイチだけれど初めての事なので興奮し、7−8メートルは潜る。耳抜きをしたら、ピー!と音がしてビックリする。機会があったら、ライセンスを取って自力で潜りたいなぁ。

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ガイドがいくらくらいキックバックを貰っているのか知らないけれど、一日に2カ所くらいは買い物ポイントに連れて行かれる。ここは水晶アクセサリーの工場。ヤシパウダー、珈琲、お茶、いろんな所に行かされたが、ほぼ全てマニュファクチュア状態の工場だった。えー!クッキー手で焼いてるよ!なんて驚いていたら、「機械より人件費の方が安いんだよ。ここは」と冷静に諭された。そりゃそうだけれども。

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大抵、こんな展示コーナーがあって、

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その後にこのような売り場に誘導される。連れてきた旅行会社がキックバックを受け取るというカラクリは来る側も了承済みのようだが、それでもこの熱気!マス・ツーリズムを実感する。

マカオで中国人旅行客が「買い物が多過ぎる」と暴動を起こした事件があったらしい。僕は、「こうやって売りつけるのかー」なんて感心していて、それなりに楽しんでいたので暴動するには至らなかった。

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ここは最終日に行った果物市場。マンゴーが山積み。海南島ではドリアンは生産しておらず、タイからの輸入になるので、ドリアン以外は安い。例えば、マンゴーはキロ辺り日本円で100円くらい。

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コーヒー工場。コーヒーは、最終的には高級な嗜好品になるのに、生産の現場は決まって悲惨だ。ここは、スリランカとかよりは遥かにマシだろう。ヤシの実の粉とインスタントコーヒーを混ぜたものが美味しく、一袋買う。ちょっと甘過ぎるかも。

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撮影が禁止されていたので写真が無くて残念だが、買い物でいちばん面白かったのが「南海軍鋼」という会社。名前の通り、人民解放軍営の企業で、主に砲弾を作っているが、ここも民営化の波にさらされている。現在では、軍関係の製品は80%で、残りは民生用の製品を作っているらしい。で、ここでは何を売りつけられるかというと、包丁セットなんである。グループ毎に演壇のある部屋に通され、そこに人民解放軍の少尉クラスが登場して敬礼、実演販売する。その少尉が素晴らしい手つきでキャベツや大根を切り刻み、包丁をガンガンぶつけて「ほら、刃こぼれしてないでしょ!」とやり、あげくの果てに「包丁三本と包丁台、研ぎ器、永久保証、さらにピーラーもつけて、何と298元!」とやる。この少尉、見るからに優秀そうな軍人だが、内心忸怩たる物がないのだろうか、なんて考えてしまう。面白すぎ。

これがまた、結構売れるんである。ある若いカップルは、それぞれの両親に2セット購入していた。「解放軍は、ある意味最強のブランドなんですよ」なんて言っていた。さすがに包丁セットは要らないが、帰りに買い物コーナーで十徳ナイフを購入。38元、600円弱くらい。

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「天涯」という観光地。浜辺に奇岩がゴロゴロと横たわる。清の時代に、流刑などでここに追いやられた人々が、岩に文字を刻み、都を偲んだらしい。北京なんて汚いし、別にココでゆっくりバカンスすりゃいいじゃん、なんて思うのは現代人だからだな。

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救いがたい彫刻のはるか向こうにあるのは、中国版「夫婦岩」みたいなもの。この公園、非常に良く整備されていてキレイなのだが、計画に全然地域性がなく、つまらない。中央からやってきた権力者に決定権があり、いつも中央の同じ機関が計画するからだろう。

同じ事が中国の都市計画にも言える。外国人の目には、どの都市も似たり寄ったりで同じに見える。改革開放前は、地域によらず、ほぼ全ての建物が標準化され、同じ図面で建てられていた。そりゃあ同じ街になっちゃうよ。クライアント達は、すべからく「ここの地域性を生かして欲しい」というが、現在の都市は、生かすべき地域性すら無くなってしまっている。突如出現した都市のように、地域性すらない例も多い。「共産」中国が抱える課題の一つだ。

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「夫婦岩」の前は絶好のカップル撮影スポット。

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「蝦支洲島」というリゾート開発された島に一泊。中国風の建物が乗っかった埠頭に高速船が着岸する。ブリティッシュ・ピアみたいで可愛い。コテージに一泊、一部屋900元弱。2万元近くする豪華なヴィラもある。この島に3泊くらいゆっくりしたかった。観光資源としては素晴らしい。他の観光客のお行儀と、スタッフのサービスさえマトモならば言う事ないのだが。でも、おすすめの場所。

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海辺の東屋でゆっくり読書もできた。

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ビーチもキレイ。

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「タイの女の子のショーがある」と連れて来られた劇場。来てみたら、シーメイルのショーだった。4000人近くが固唾を飲んで見守る中ショーは進行。男女ともに喜んでいる。後半には中国人のシーメイルも登場。ルックス的にはタイの方が上か。なんでも、これは、華僑パワーの影響が大きい経済特区の海南島だからこそできるショーらしい。ちなみに中国では、シーメイルの事を「変性人」という。なんとも可哀想な訳に思えるが、「おかま」よりはマシかもしれない。機内で福岡伸一の「できそこないの男たち」を読んだばかりだったので、色々考えてしまった。

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植物園。国の機関「熱帯植物研究所」の研究員が案内してくれる。

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で、やっぱり、最後はその研究員がお茶を試飲させ、購入を勧める。しかし、「南海軍鋼」といい、中国の国営機関はどこも大変ですね…。NHKのBS特集「庶民の改革開放30年」に出てきた瀋陽の国営工場の話を思い出した。

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あけましておめでとうございます

正月も終わりに近づいて何を今さらとは思いますが、本ニッキを御覧の皆様、あけましておめでとうございます。相変わらず閑古鳥の鳴くサイトですけれど、最近はお会いする方に、「読んでますよ」と言われる事が増えて参りました。今年こそはアルファブロガーに!…はなりませんが、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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年末年始を過ごした海南島の話題は、近いうちに…

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