
22日の「M-1を見ながらスキヤキを食べる会」も、昨日の「KEMUKUJARA」も、暮れの忙しい時期にたくさんの方々に集まって頂けました。有り難うございました。「M-1…」の方は、案の定、漫才そっちのけでしたね。昨日は昨日で、僕は久しぶりのDJに冷や汗ダラダラでした。オーガナイズしたガンガンデリカテッセンの羽深さんと岡田さん、お疲れさまでした。
中国の正月は春節という長期の休みを直後に控えているため、非常に短い。僕が仮に年末気分でいたとしても、お客さんにはそんなものはさらさらない。今度の年末年始だって、30日までビッチリと打ち合わせを入れられ、正月明けすぐにプレゼンが入っていたりする。来年は大恐慌かと言われている中で忙しいのは有り難い限りだけれど、一年間を振り返る時間が全然ないのは何とも味気ない。年賀状を準備したり、手帳を整理したりしてムリヤリ年末気分を盛り上げる。この2つのパーティは、良い区切りになった気がする。
正月(中国では元旦、というと分かってもらえる)と春節の違いは、日本と中国を行き来する者にとって、面倒でもあるし、便利でもある。仕事が沢山ある人は、正月は北京で/春節は東京で、仕事に没頭する事も可能だし、ズボラな人は、両方で正月気分を味わう事もできる。僕はむろん後者をやりたいタイプで、いろいろ試みてきたものの今まで成功した事はない。なんだ、結局ずっと仕事になっちゃってるじゃないか。
たまには休みを取って旅行でもしてみたいなぁ、と思っていたところ、とある設計院の慰安旅行に誘われた。中国唯一の亜熱帯の島、海南島という場所へ。正直、そんなリゾート地に慰安旅行に行けるほど儲かってはいないのだけど、「年末年始を南の島で過ごすなんてセレブ!」と、光文社系の雑誌を愛読するスイーツ女子のように心を揺さぶられてしまい、スタッフとその旦那を連れて便乗することにした。中国で一番有名なハネムーンの地でもあるので、「年末年始は海南島に行く」なんて話すと、「オンナだな!オンナなんだな!?」なんて詮索されてしまう。でも、残念ながらそんな心配はない。その設計院の社長と同室なんだな、これが。きっと、泳いだり、本を読んだりしながら過ごす事になると思う。南の島まで行って仕事してない事を願う。
正月と春節の話に戻すと。確か、日本では明治維新の時に、旧正月、すなわち太陰暦の正月から、現在の太陽暦の正月にバシッと変えた、とどこかで読んだ。中国では、共産中国(もしくは中華民国?)の建国時に同じ事を試みたらしいが、民衆は従わず、なし崩し的に旧正月のままとなってしまったそうだ。日中のお上に対する意識の違いだ、とその文は結んでいた。
支配者にとって、暦を変える事は、いちばん支配しにくいもの、すなわち時間を支配することに他ならない。宇宙の中心である皇帝は、即位する毎に年号を変えたし、今使われているグレゴリオ暦の元となったユリウス暦では、歴代のローマ皇帝達は競って自分の名前の月を入れようとした。本来、septiは7、octaは8を表すが、それが9月と10月にずれ込んでいるのはジュリアス・シーザー(July)とアウグストゥス(August)のせいだ。
もし、中国の王朝時代に正月の変更が行われていたら、案外サクッと変わっていたんじゃないか。皇帝の権力に比べれば、近代国家や、共産国家の権力なんてチッポケなものなのかもしれない。共産主義の人達は明晰な太陽暦を好みそうなものなのに、なぜ、共産主義革命の時には正月の暦が変更できなかったのか?文化大革命の時に、「太陰暦なんて非効率なものは捨ててしまおう」なんて動きにならなかったんだろうか?漢字を変えちゃったくらいなのに。…なかなか面白い。
一方、日本に目を向けると、正月はサクッと変えたのにも関わらず、戦後も役所の書類には年号が使われ続けているのも不思議だ。この問題は比較的簡単に説明がつきそうだけれでも、近代化の過程でいくつかの葛藤があったのではないか。仮名漢字を廃止してアルファベットにしよう!なんて運動があったくらいだもの。
今年の更新はこれで最後になりそうです。みなさんよいお年を。来年もどうぞよろしくお願い致します。
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Comments:3
- ogat December 28, 2008 9:35 AM
いつもご苦労様です。
来年もよろしくお願いします。- はぶ December 28, 2008 11:55 AM
おつかれさまでしたー
来年もよろしくお願いします。
良いお年をーーーー- tofuku December 29, 2008 10:00 PM
>ogat さん
ogatさんのブログを読むのは、帰国した時の楽しみです。たまに、すごく読みたいタイトルの時があるのですけれども、中国では読めず…
良いお年を!>はぶ さん
先日はありがとうございました。危うく四日間に渡って一緒に飲み続けるところでしたね。
来年もよろしくお願いいたします。