- September 16, 2007 4:55 AM
- architecture/design | china
一緒に行った同業者仲間が言ったのが「やっぱスピリチュアルな場所、って感じがするねぇ!」とのコメント。「やっぱり、天につながってゆく感じがする、故宮より絶対いい」とは中国人の弁。
天壇は「天命を受けた」皇帝が即位式や天との交信の儀式を行った施設である。南の方に、「円丘」という、円形にせり上がった石造の丘があるのだが、そこで儀式は行われた。建物はいくつか建っているが、いずれもそのオマケみたいなものである。その肝心の「円丘」の写真はうまく撮れなかった。スピリチュアルな場所は往々にしてフォトジェニックではないということかもしれない。うん、これは言い訳。
その「オマケ」の建築は、「空白恐怖症」と呼ばれる清朝の建築様式の面目躍如。斗栱(トキョウ)や垂木(タルキ)の部分はカラフルな装飾で埋め尽くされる。内部はまるでイスラム建築のよう。
その一方で、壁はシンプルだったりする。
この施設、音の反響を工夫したり(日光東照宮の「鳴き龍」のように)、石の割付けが旧暦を規定している「9」の数字の倍数で全て決められていたりと、色々面白い。