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December 2006 Archive

渡邊洋治とその作品

watanebe_poster.jpg
(クリックで拡大します:約460KB)

昭和を駆け抜けた鬼才、渡邊洋治。

2月中旬に、早稲田大学建築学科のOB組織、稲門建築会主催で展示会およびシンポジウムが開催されます。渡邊洋治縁の建築家達が参加するシンポジウムは2月6日、18:30~、早稲田大学理工学部にて。私も、在京の折には是非行きたいと思っております。詳細は、上のポスターを参照ください。

このページのお陰で、私も少しだけ企画のお役に立てたようです。

難しい漢字

  • December 19, 2006 1:20 AM
  • china

bianbianmian.jpg

陜西省は西安の御当地料理、ビァンビァン麺(bian3bian3mian4)。刀削麺をもっともっと長くしたような麺が、山椒と唐辛子を使った辛いソースに絡められている。美味しかった。料理の写真が無くてごめんなさい。

最近六カ国協議の話題でしばしば登場する唐家セン国務委員。日本語の記事の最後には「センは王へんに旋」などと書いてある。この字はどう書けばよいのか。

「ビァンは穴かんむりの下、月へんとリットウに挟まれて2つの糸に挟まれた言、その下には2つの長に挟まれた馬、その下に心、全体にシンニョウ」

以前、イタリア語の翻訳に挑戦していた時、「イタリア語って基本的にローマ字読みなのね…ああっ、だから『ローマ字』っていうのかぁっ!!」と、冷静に考えてみれば当たり前のことに感動した事がある。それと同様に当たり前なのが、漢字とは、漢民族の字だということ。中国の字だと思いがちだが、もともとは漢民族の字なのだ。ちなみに、満州族もモンゴル族も独自の字を持っている。

秦の始皇帝が国土を統一したとき、最初に行った政策の一つに文字の統一がある。秦の首都は西安にあった。そのお膝元で、このような造語ならぬ造字の御当地料理があるのは面白い。西安では、漢字に対して特別の感覚があるのかもしれない。

バッチュスD

  • December 18, 2006 5:16 PM
  • china

bacchus-d.jpg

体がなんとなくだるい。
寒さがテンションを奪ってゆく。
忙しい。
N氏から頼まれた原稿もまだ終わってない。
終わってないこと山積しまくり。

うーむ。

リポビタンDでも飲もうかと、学校の売店へ。
買ってみたら、東亜製薬の「バッチュスD(韓国製)」だった。
ああ、ライセンス生産しているものなのね、と最大限好意的に考えて、口をつける。

味が薄く、かえって萎える。
日本円にして85円ほど。値段のぶんだけ、本物より薄いのかもしれない。

…つーかこのデザイン、明らかにアウトなのでは。

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ちなみに、リポビタンDも中国で売っています。「力保D」だったような。

ぎゃー!

  • December 17, 2006 1:39 AM
  • china

pekin_tenki.jpg

…絶句。

氷点下越え

半月近くご無沙汰してしまいました。メール下さった皆様、ご心配ありがとうございます。年末進行のせいで、バタバタと忙しい日々を送っていますが、なんとかやっています。今月のニッキは、あまり書くことができそうにありません。

10日から14日の間、東京に帰って、駆けずり回ってきました。

戻ってきた北京は、さすがに東京よりは寒いものの、予想ほどではありませんでした。と思ったら、明日は最高気温0℃だそうな…

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日本建築学会の機関紙「建築雑誌」12月号は中国特集号。企画として行われた座談会に、私も参加させて頂いています。興味ある方は。

こちらに当該記事のレビューがある事を教えて頂きました。

清華大エネルギー棟

北京には、中国を代表する大学が2つある。北京大学と清華大学だ。歴史は北京大学の方が少しだけ長く、19世紀末に清朝によって設置されている。日清戦争に破れ、それに乗じた列強に国をズタズタにされた清朝が、近代教育によって対抗しようと創った大学。皮肉なことに、結果的にはそれが知識人の覚醒を促して、清朝の滅亡を早める事となった。一方の清華大学は、1911年に義和団事件の対米賠償金で創られた米国留学予備校が前身。ランボーに言ってしまえば元々はアメリカの大学みたいなものだ。

キャンパスのデザインもそういった成り立ちを反映している。北京大学のキャンパスは中国的装飾を持った建物が多く、ランドスケープの作り方や植生も中国的だ。対する清華大学は、建物の様式といい、それらに囲まれた芝生の広場といい、アメリカのアイヴィー大学ソックリな雰囲気を持っている。

一般に、北京大学は文系、清華大学は理系が強いとされる。共産主義革命や天安門事件の思想的バックグラウンドとなった文系大学と、現在の中国の高成長を支える技術に長けた理系大学、といった構図だ。

nengyuanlou3.jpg

とある建材メーカーの案内で、完成間近の「清華大学エネルギー研究棟(能源楼)」を見に行った。案内してくれた方の話によると、全てイタリアからの寄付によって建てられたという。国際社会から「エネルギー効率が悪い」と批判され、研究に力を入れざるを得ない中国と、中国マーケットに少しでも深く食い込みたいイタリアの思惑が一致したようだ。

話はそれるが、僕がこちらで知遇を得た建築関係者には、日本人はもちろん、ドイツ人、イタリア人が多い。圧倒的と言ってもいい。統計はないので正確な事は分からないが、旧枢軸国の面々が雁首そろえて中国マーケットに食い込もうとしている姿は滑稽である。もちろん僕もその一人なわけだけれども。

建物は、エコロジー対応フル装備だという。屋根には隈なく太陽電池が貼られ、外壁には熱負荷低減のためのガラスルーバーが取り付けられていて、機器類が建物を覆っているかのよう。省エネ表現主義とでも呼ぼうか。

ここまで派手には行かないにしても、日本にもこの手の建物はいろいろある。企業イメージ上、エコロジー対応をアピールしていきたい会社の本社ビルや工場などが殆んどだ。本来はこういった設備を全ての建物に採用していきたい所だが、残念ながら、必要なイニシャルコストが低減できるランニングコストに比してズバ抜けて大きいため、施主の強力な後押しなしには実現できないのが現状だ。その事情は中国の場合もそう変わらない、というかより深刻かもしれない。というのも、中国ではオフィスもマンションも分譲するケースが多く、建主にとっては電気代が安かろうが高かろうが知ったこっちゃ無いからである。ただ、そういった傾向に比して建築物件の数が異様に多いため、日本にも無いクラスの環境対応物件が幾つかある。これについてはいずれ書いてみたい。

この建物の第一印象は「すっげぇ汚れそうだな」という一言に尽きる。実際、建物では、引渡し前の大掃除が行われていた。2人一組になって一生懸命拭いている。

nengyuanlou2.jpg

ふきふき。

nengyuanlou1.jpg

ふきふき。

どうやら、人的エネルギーの方は膨大に必要なようだ。

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