- August 10, 2006 8:51 PM
- architecture/design | china

北京に、東大の大学院生、数人で興したUAAという設計事務所があります。トップの劉氏、鄭氏の努力の甲斐もあり、今や所員50名、建外SOHOの1フロアを占める大事務所へと急成長。チャイナ・スピードを体現しています。
大学院生が主宰しているということもあり、都市・建築研究にも力を入れていて、この夏、東京から学生さんを招いてワークショップを行っているとの事。これは、大変面白いし、意義ある試みだと思います。設計事務所として懐の深さを感じさせるというか。
一週間前、現場案内という形で、ちょっとだけ協力させて頂きました。「簡単なレクチャーを」という事だったのですが、僕の場合は、他のレクチャラーの皆さんとは違って、一担当者に過ぎないし…学生さんは技術的な話には興味ないだろうし…という事で、キャンパスでコーヒーを飲みながら雑談してお茶を濁しました。すまん。
僕が、北京で仕事しながら考えたことを、断片的ながら、好き勝手に喋らせてもらいました。参加者の皆さんでブログに纏めてくれていますが、苦心のアトが窺えます。そりゃそうだ、僕の中でもまとまってないんだもの。重ね重ねすまん。
学生の皆さんと話してみて思ったのは、「今の学生はみんな優秀でマジメだなぁ」という年寄りみたいな事。日本の未来は明るいですね。ただ、いくら優秀な学生でも、中国という大きな現象を、僅か1ヶ月の期間でマジメに正面突破するのはどだいムリだとも思います。事務所トップの劉さんは、中国人として、真摯に中国の都市や建築を捉えていらっしゃいますが、我々のバックグラウンドはやはり日本であって、悲しいことに、所詮は第三者として、所詮は他者の視線で、中国を眺めるしかない。自分のバックグラウンドというツールを用いる以外にない。
我々外国人(ワイグオレン)が、中国を眺める視線は、大体次の3つに絞られるでしょう。非常に乱暴な話だけれど、殆んどのワイグオレンはこの程度の見方ぐらいしかしてないと思います。
・でかい(規模が/スケールが)
・早い(決定が/建設が/計画が/スピードが)
・安い(レートが/建設費が/設計料が(とほほ))
そして、これを統御するものとして、政府や、中国人のメンタリティがある。
…「美味い・早い・安い」牛丼。そしてそれを提供する吉野家…という図式と一緒です。吉野家は多少軽蔑されるけれど、万人受けもする。外人だからこそできる乱暴な見方とも言える。ただそれだけでは面白くないので、この「吉野家的ビジョン」からもう一歩踏み込めれば/ちょっとでもその欺瞞を暴ければ、十分すぎる位だと思います。
変な喩えをして却って難しくしちゃったか。
OMAの白井氏から「東福が言った事を真に受けちゃってるよ、可哀想に」と聞きました(お互い様だと思いますがね…)。まあ、僕の雑談は気にせず、各自が興味を持ったものを掘り下げて、夏の思い出を作ってください!
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