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December 22, 2005

軍事博物館

ここ数日、東京からの同僚を迎えて、新たにやってきた2物件分の打合せ/調査を消化していました。以前、彼と「今度北京に来る時には軍事博物館に行こう!よく分からないけどとにかく行こう!」と約束していたので、なんとか博物館に行けるようにスケジューリングをしていましたが、案の定、中国的にスケジュールがガラガラと変わります。まあそれでも、最終日の午後に何とか時間を確保できました。

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正面。共和国建国10周年を記念して建てられた「十大建築」の一つ。1959年。修正主義批判によって中ソ関係が冷え込むのが62年頃からですから、蜜月時代の終盤を飾る建築の一つと言えるでしょう。バキバキのスターリン様式。

簡単に言えば、窓から階段から何から、何もかもがメチャクチャデカイって事です。写真からは伝わりにくいですが、1層分が住宅の3層分ぐらいあります。なんちゅうバカでかいカーテンじゃ!

延床面積は約8万㎡、展示面積だけでも約4万㎡あります。新宿の高層ビルが一本約10万㎡ですから、まあなんともスサマジイスケールの建物です。それを2年の突貫工事で作ったっていうんですからね。

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ボディチェックを抜けるといきなり毛沢東像がそびえるエントランスホール。その頭の上には紅星と放射線の装飾。なかなか面白いアイディアです。

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アーチで支えられたメインホール。置かれている展示品はモノモノしいですが、空間自体は優美です。つつましく配置されたレリーフ装飾や、光の取入れ方が良いのでしょう。正直、北京にある近代建築の中では、かなり趣味の良い建物だと思います。単に、ゴテゴテ飾り立てる時間が無かっただけかもしれませんが…

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中庭には兵器類が並べられています。中国製、ソヴィエト製は勿論、戦利品と思われる日本製、アメリカ製(国民党軍経由でしょう)も。不謹慎を承知で言えば、これらが仲良く並べられている姿は、どことなくユーモラスです。

メインホールを挟む両翼には、4階建てのテーマ別展示室があります。古代戦争館、土地開放戦争館、独立戦争館、そして(もちろん)抗日戦争館など。それぞれが大きめの資料館1個分くらいのボリュームがあり、駆け足で廻っても半分も見れませんでした。パネルやジオラマによる展示が中心。なんにしても、中国語と近代中国史をもう少し勉強してから来ないと、(いろんな意味で)楽しめなさそうだなぁ、と感じました。

残念だったのはスタッフの服装。軍服どころか制服すら着ておらず、思いっきり普段着カジュアルで遊びまわっていて、建物が持つ独特の緊張感を台無しにしています。京西賓館や、北朝鮮政府経営レストランの方が、「何とも言えない緊張感」的にはよっぽど上です。

オミヤゲ店は充実しています。人民解放軍の使い古し、薬莢で作った模型、軍用食、プラモデル、書籍、などなど。スタッフもココだけはアーミールックで、マニア心を盛り上げ(るだろうと思われ)ます。

折角北京に居るのだから、やっぱり、「十大建築」は全て押えておかなきゃなぁ。来年の週末目標にしよう。

投稿者 tofuku : December 22, 2005 05:31 PM