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日本料理と年末気分

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「月15回以上の更新」を目標にやってきたこの日記。来年はもっと面白い話を提供して行きたいと思います。

ここ数日、「忘年会」と称して、中国人スタッフと一緒に食事をする事が多くなっています。今日は、中華料理に翻弄された自分の舌を日系に戻そう!という事で「松子」でランチ。寂れた温泉街のスナックのような名前ですが、北京ではそこそこ大手の日本料理店です。

1000円程度でビール付き。日本料理のバイキングです。味は中国人に合わせた中華テイストですが、そこらへんが帰国前のリハビリテーションに丁度いいのではないか、と思ったのです。

中国人たち(特に男性陣)は、刺身や寿司に七味をダバダバとふりかけながら食べています。最初の頃は「なんてもったいない!」とビックリしていましたが、いいかげん慣れました。少しづつ漢化している自分を発見して恐ろしくなる瞬間です。

最初、この店に連れて来てもらった時には、「この店の経営陣に日本人は居ない、経営者はアメリカの日本料理店で働いていた中国人」と聞きました。ああ、そういえば西海岸の日本料理屋に味が似ているな…なんて思った記憶があります。それに、日本人の経営者は看板に芸者や富士山をあしらうような卓越したセンスは持ち合わせていないでしょう。

ところが、泥酔駐在員さんのブログによると、そうではないらしい。最初は中国人と日本人の共同経営で始めたものの、事業が軌道に乗った後で中国人経営者が日本人を追い出した、というのが事の真相のようです。中国でビジネスを始めるには、中国人とのパートナーシップが不可欠ですが、乗っ取りが出来ないように「乗っ取り障壁」を設けていないと足元をすくわれてしまいます。

最近よく話題になる知的財産侵害の問題も似たようなものだと思います。実は、数の上では世界の半分の特許を取得している知財大国ニッポンなのに、中国にはやられっぱなし。不思議ですねぇ。

明日は5時起きで空港に向かいます。やっと日本だ。

12月、忘年会シーズンには「ああ、今年も終わりかぁ」なんて、感慨深く思いますよね。中国で過ごすようになって、あれってハッピーな気分だったんだ、ということが分かりました。ブラジル音楽の世界で時たま使われる「サウダーヂ(saudade)」という言葉、日本語では「郷愁」と訳されますけれども、同時に日本人には決して分からない感情である、とも言われます。この「年末気分」の「何か嬉しいような、何か悲しいような、何か懐かしいような感情」はサウダーヂに近いのではないか、ふとそう思いました。

ついでに言うと「なつやすみ」という言葉を聞いて湧き上がってくる、甘酸っぱいような、懐かしいような感情も、そうなのではないかな。散々中国生活の愚痴を書いてますが、自分自身は、世界中の人間はそう変わるもんではない、と思っています。ブラジル人だって中国人だって日本人だって、同じ種なんだもの、基本的な所は同じのはず。僕は細かい所をあげつらっているだけです。

たった一日になってしまいましたが、「日本版サウダーヂ」を満喫させて頂きます。

明日更新するかもしれませんが、一応。
みなさん、よいお年を。来年も宜しくお願いいたします。

Comments:2

Orpheu December 30, 2005 10:09 PM

本当にお疲れ様。中国人との仕事はあまり多くありませんが、気持ちはよくわかるつもりです。気をつけて帰ってきてくださいね。 

tofuku January 1, 2006 11:19 PM

>Orpheu さん
あけましておめでとうございます。
いえいえ、Orpheuさんに比べれば…私自身は、そんな生きるか死ぬかのビジネスをやってるとは思ってませんので…Orpheuさんの苦労の足元にも及ばないと思っています。

今年も宜しくお願いいたします。

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