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忘年&新旧年

近況報告代わりに、たまにはニッキらしいものを書いてみます。

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昨日は、ローカルスタッフを含めた忘年会をやった。こちらの正月は旧正月なので、彼らにとっては未だに年内真っ盛りなのだが、日本の風習だからキミ等も合わせたまえ!と半ば強引に。「コトシハオツカレサマデシタ。ライネンモドウゾヨロシクオネガイイタシマス!」と長い日本語を教え込み、斉唱してから乾杯。

朝からは業者打合せ。対応が悪いと大騒ぎしたお陰で責任者がやってきた。1年以上、ずっとすったもんだしている問題業者(能力が無いくせに政治力だけはあるのでややこしい)。今度こそキツーくお灸を据えたつもりだが…。1年前、彼等が描いて来た図面―プロが見れば一目でバカにされてると思うような図面―を彼らの目の前で破り捨てなかったのを今でも悔やんでいる。あの時甘い顔をせず、しっかり糾弾しておけば、ここまで長引かせる事は無かったかもしれない。

今日の昼になって、某やり手オンナ社長から電話。彼女は休みを取って現在はラサに居るそう。「北京のプロジェクトの施主が、31日に打合せをしたがっている」との話。一瞬戦慄するが、「でも、北京に誰も居ないと思って断っちゃった」との事で、ホッ。それでも資料は送付しなければならないそうで、何とか東京に連絡をつけて、対応してもらう。みんなが居て良かった。

午後は、作成した模型の写真撮影をしたり、資料を整理したりして過ごす。完全に年末モード。正月の三が日は、のんびりしつつ、2つある自分の仕事を考えることになりそう。どちらも企画段階で、本来は設計者がノコノコ出てくるフェーズではない。でも、僕にとっては企画段階からアイデアが出せるというまたとないチャンスであり、施主も熱心なので参加している。

考えているのは本格的に休もうとしている旧正月の計画。南国に逃げてマレー半島を鉄道で縦断、どうせ乗らないのだがバイクの免許を取る…等々。今のところ、妄想するだけで十分楽しめているので、決定はペンディングしておこう。

アマゾンのアフィリエイトをチェックした。皆さん、僕のサイトからアマゾンに飛び、そこで僕が薦めたモノ以外のモノをチョコチョコと買っておられる様子だが、以前ちょっとだけ紹介した「ブレッソンのパリ」を購入された方が居た。僕が「紹介する」というのもおこがましいくらいの著名写真集だが、それでもなんだか嬉しい。

中に、いずれココで紹介しようと思っていた井波律子著「酒池肉林―中国の贅沢三昧」を買っている方が居て驚いた。文献を紐解きながら爽快な文章で綴られる、桁違いにスケールの大きな中国的贅沢。中国のスケールアウトの理由が、なんとなく分かった気になれる楽しい本。

最初「皇帝の贅沢」から始まって、「貴族の贅沢」「商人の贅沢」と続いていくので、竜頭蛇尾になってしまっているのが難点。でも、深読みしすぎかもしれないが、竜頭蛇尾こそが中国史の特質だ、という著者の暗黙のメッセージがあったりして、とも思う。

思えば殆んどの中国王朝が非常にくだらない終わり方をしている。「三国志」の終わり方にしたってナアナアな感じだった。最終巻に至っては、著者の吉川英治自身が突然登場、「竜頭蛇尾とはこのことだ」なんて居直ってしまっている。

経営のバイブル、「孫子」にしたって、「孫子曰ク、兵ハ国ノ大事ニシテ、死生ノ地、存亡ノ道ナリ。 察セザルベカラズ。」(『孫子は言いました。戦争は、生きるか死ぬか、とっても大変な事だから、良く考えてからやりなさいよ、やらんに越した事はないよ』くらいの意味)という洞察に溢れた一文から始まって、内容はどんどんテクニカルな話になっていく。最後なんて「スパイは上手に使おうね(超意訳・違訳)」だもの。この書の素晴しい所は、前半に集中している。インパクトを最初に持って来て、後は惰性で乗り切る。欧米的な論旨展開の仕方だが、それにしては論理的な裏づけに欠ける。それが、中国人なのかもしれない。そう考えると、初見のインパクトに重きが置かれる中国の建物たちの存在も、納得がいく。

次回からいつもの調子に戻りますので、宜しくお願いします。

酒池肉林―中国の贅沢三昧

新訂 孫子

A Propos De Paris

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