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反日記念日

  • July 11, 2005 2:52 AM
  • china

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画像は、この前の北京での暴動で投石の憂き目にあった日本食レストランのチラシ。一度食事に行ったことがありますが、オーナーは中国人で、確か奥様は日本人だと言っていた気がします。まあ、このチラシを見る限り、とても日本人経営だとは思えませんよね。とんだトバッチリです。

7月7日は盧溝橋事件勃発の日、というわけで中国では「抗日戦争記念日」としてガンガンと反日ムードが盛り上がっています(「盛り上げられています」と言ったほうが正しいかも)。もちろん、僕自身は日常生活を普通に送っているだけですので、肌で感じる事はありませんが、テレビを点けると抗日戦争長編ドラマやら、抗日戦争の英雄達のドキュメンタリー特番が放映されています。察するに、この時期にはこれがないと中国人民は夏が来た気がしない、日本人にとっての忠臣蔵のようなモノだと思われます。風物詩と化すぐらい、反日が人々の心の中に染み込んでいる、それが大中国の現状。

まあ、わざわざ7月を待たなくても、「抗日戦争によって引き裂かれた男女の愛」「日本軍の弾圧にもめげず健気に生きる少年の物語」といったドラマが始終やっているわけでして。日本で言うところの時代劇、日本で言うところのトレンディー・ドラマ(死語?)と並んで、「反日」という一大ジャンルが形成されています。または、全てのドラマに「反日」のエッセンスが振り掛けられている、とも言えるかもしれません。

中国政府としては、夏の風物詩は政治的キャンペーンとして盛り上げなきゃならない一方で、国際的に批判も多かったこの前のような暴走は食い止めなければなりません。かなり微妙なコントロールが要求されますが、今のところ、巧くやっているようです。

大体、60年近くにもわたって、55の民族を一つの国として維持してきた政府なわけですから、そんなもん、お手の物でしょう。報道されては居ませんが、地方では小規模な暴動がボンボンと起こっているようです。ただ、国全体から見て、小さな問題には目を瞑りつつ大きな問題を優先的に処理するというのがこちらのやり方のようです。今はやりの言葉で言えばリダンダント(冗長的)もしくはダクタイル(弾力的)な政治スタイルとでも呼べばいいんでしょうか。

対して日本では官僚が政治をやってますので、細部に渡って、非常に緻密にカッチリとやっている分、弾力性・機動力に欠けます。おそらく、こちらで日本的なやり方をやっていたら、官僚はバタバタと過労死してしまうでしょう。中国的なファジィなコントロールが、現在の中国での急速な発展の背景にあります。

何が言いたいかと言うと、中国政府は危なっかしいモノを危なっかしいモノとして維持していく事に非常に長けているということ。先の大使館暴動もそうですし、尖閣諸島問題もそうです。日本政府もかなり頑張っていると思いますが、何だかんだ言いながら、結局いいようにやられちゃってるのが実情。中国人は、日本人が思っているよりずーっとずーっとシタタカです。

まあ、どちらの政治体制が国民にとって幸せか、という問題は別次元なんですけれどもね。

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