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M君無双#1 -紹介-

  • Posted by: tofuku
  • July 12, 2005 4:15 AM
  • china

最近、北京情報をただ普通に発信する事もマンネリ化してきてしまいました。日本でご覧になっている皆さんの目には、依然として、中国は訳の分からない、とんでもない国に写っているかもしれませんが、日々の8割近くを北京で過ごしている私にとっては、何が日本の感覚では異常で何が日本の感覚では正常なのか、正直、判断が付かなくなりつつあるようです。大脳新皮質が中国ウイルスにやられてしまっているのでは?とそら恐ろしくなることもままあります。

一週間ほど日本に帰る事ですし、ここらでひとつ、中国を客観的に見ることが必要かもしれません。そこで、ここ数ヶ月間暖めて来た新シリーズ「M君について考える」をスタートさせる事にしました。ある中国人「M君」を観察することで、現代中国の姿を透視する、そんな試みです。

題材となるM君は幸い、私の近くに生息しています。それも非常に近い。距離に直すと10メートルもありません。なぜなら、私の北京の部屋に居候しているからです。

元々、彼は某美術大学の招待所(ホテルのようなもの)に住んでいました。当時僕もそこに滞在しており、言葉はカタコトながらも、クラブミュージックの話でお互いに盛り上がりまして、一緒にクラブに行ったり、飲みに行ったりするようになりました。彼が英語での会話にも慣れ、僕もちょっぴりですが中国語を使えるようになった今思い返すと、どうやってコミュニケーションを取っていたのか不思議ですが、音楽の話は万国共通。好きモノ同士は交流できるようです。

春節(旧正月:2月)前のある日、M君が「俺、そろそろこの招待所を出ようと思うんだけど、こちらで部屋を見つけるまでの一週間くらい、お前の部屋に住まわせてくれないか?」と頼んで来ました。僕は本棚とレコード棚以外は場所を取らないタイプで、北京にはそれすらも持ってきてなかったものですから、部屋を少々持て余し気味でした。まあ決して広い部屋ではないけど、短期間なら…と、快くOKしました。

ところが、7月の今になっても、まだ住んでいます。

いやー、追い出しても良いのですが、彼が日々起こす事件が日記のネタとして非常に面白く、それが惜しいのと、部屋が汚くなると掃除のおばちゃんを呼んでくれたり、お腹がすいたー!というとケイタリングを取ってくれたりして便利なので今のところ放っておいてます。僕自身、プライバシーを犠牲にしてまでストイックに日記のネタを蒐集する自分に酔っているという側面もありますが。

ところでそのM君、とってもオシャレなハンサム・ガイです。そのルックスは、学生時代にはタレント活動もしていたという程で、今でもCM等のオーディションに時折参加している様子。キャラクターも、住むことに関してはとんでもなくズボラですが、レディー・ファーストを実践し、食事の時には金が無いのにも関わらずドカンと奢るなど、男気に溢れた一面もあります。ちょっとおバカさんな所もありますが、基本的には非常にイイ奴です。また、彼の描いた絵を幾つか見ましたが、デッサン力、デザイン力も優れています。なんでも、子供の頃には書道で全国一位になったこともあるそう。13億人の国の1位ですから、ほぼ神童の域かと思われます。まあ、今は単なる女好きになり下がってますけど。

そんな彼、今は隣の部屋で出会い系サイトで遊んでいるようです。ネタにされてるとも知らず…ふっふっふ。

つづく

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