久しぶりに、音楽の話も書いてみたくなりました。
おがたさんの日記で、「パット・メセニーの新作が凄いことになってます」とのコメントがありました。幼少のミギリからクロスオーバーに慣れ親しんで来られたおがたさんが言うことなんだからそりゃ間違いないでしょう、それは是非聴きたい、と思っていましたが、今回の帰国時にやっと聴く事が出来ました。
全体の構成は「オープニング」から始まって「パート3」で終わる組曲になっていて、全部あわせて68分の大作です。ふと口ずさんでしまうくらい単純かつフォーキーなメロディーを、色々な角度から光を当てて料理していきます。膨らませる一方ではなくて、時にはしぼませてみたり、ぶつ切りにしてみたり、千切りにしてみたり、甘辛く煮込んでみたり。その全てが緻密に計算されていて、恐ろしく完成度の高いアルバムになっています。パット・メセニー・グループ自体とんでもないバカテク集団なので、当然、大変テクニカルな演奏でもあるわけですが、それがムリ・ムダ・ムラなく全体に溶け込んでいます。「これ聴いちゃうと、そこらへんのニューエイジなんてアホらしくて聞いてらんないよね」なんて、一緒に聴いていたP-○ァインレコードのN氏と話していました。
いきなりジャズの話になりますけど、ジャズでは、テーマのパートから始まり、次に各自の即興パートがあり、テーマでおしまい、という全体構成であるのが普通です。これを最大限に引き伸ばし、最大限に解像度を上げたような印象も受けます。そういった意味ではジャズの延長線上にあるのかもしれません。でも、このクリアーな音世界に、濁音が二つも入った「ジャズ」なんて言葉は似合わない。クロスオーバーという言葉はどうでしょう、それはそれでこの壮大さが伝わらない。
やはり、「メセニー節」としか呼べませんね。
PS CDジャケットのアートワークも、ムリ・ムダ・ムラの無い大作になっています。特に珍しい素材を使っているわけでもないのに「普通にカッコよ」く、また、メセニーの世界をビジュアル的に表現することに成功していると思います。
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Comments:3
- Jonalyn January 23, 2012 2:14 PM
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- Jonalyn January 23, 2012 2:15 PM
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